サーフィンライフ アーカイブ Vol.14〜1995年前半

今回は1995年の前半6月までの気になった表紙をピックアップ!


コンペの第一線を退き世界中をウェイブハントする、かの名作「Searching for Tom Curren(1996)」を彷彿させるようなインドネシアでのトム”KABUKI”カレン先生のショット。トム・カレンのスタイルはその後に続くサーファーのスタイルに多大な影響を及ぼしましたが(今も)、それだけでは無く、フリーサーファーとしてムービーを残したり、ミュージシャンとしてバンドを組んだり、いろんな意味でパイオニアだったんです。


このバレルショットは、日系ハワイアンサーファーのカービー・福永。カービーはJPSAにも参戦していましたね。今ではROXYガールのアイコン、ケリア・モニーツのおじさんと言った方がわかるかな?撮影は南アフリカ出身のクリス・ヴァン・レナップ。フィッシュアイ(魚眼)レンズを使って、それまでになかった画角やアプローチで数々の名ショットを残した巨匠です。フィッシュならクリス、といわれ、シーンを牽引、一時代を作り上げました。一時活動を休止、その後また再開と聞きましたが、元気かなぁ?


バーティカルBANZAIドロップを決めるのは脇田貴之。この頃と変わらない情熱を持ち、40代半ばの今もパイプにチャージするHELL MANワキタは健在です。昨年、そんな姿、生き様を追いかけたドキュメンタリー「WAKITA  PEAK」が公開されています。今やトレードマークとなったヘルメットは着用していません。

トップに当て込む時に両手を上げるのは基本。でもサーファーによってスタイルが異なるのが面白い所。トム・カレンの”KABUKI”ムーブに対して、こちらは”KARATEムーブ”です。最近はソフトボードに乗っておふざけムービーをリリースしてますが、変わりませんねスタイルは。さて誰でしょう?

次回は1995年の後半!