サーフィンライフ アーカイブ Vol.40 2005年9月号:史上最も売れたサーフィンライフはコレだ!「YOUNG GUN2」

今回振り返るのは、2005年8月10日発売9月号。現在までのサーフィンライフの歴史の中で最も売れた号になります。その理由といえば、特別付録のDVD「YOUNG GUNSⅡ」に他なりません。(他の特集も面白いけど)。クイックシルバーによる映像プロジェクトの第2弾は、キャストもスケールもアップして登場。ドローンはもちろん、GoProだって無い時代に、ボード、ヘリコプター、ジェットスキーに、水中カメラマン+陸上カメラマンを駆使した迫力の映像にはド肝を抜かれました。当時、クイックのマーケティング戦略が、映像、誌面用の写真を提供するから、特集や映像特典を付けろ!、というもの。これに我がサーフィンライフのみならず、世界中のサーフィン雜誌が乗りました。表紙のヘリから空撮したケリーのカーヴィングの写真は、申し合わせた訳ではありませんが、実に世界で7誌(DVD付録は3誌)が表紙に採用となり、戦略的に大当たりの宣伝効果絶大。ちなみにこの後、”Ⅲ”も制作されましたが、本作のインパクトには勝つことができませんでしたね。

主役はやはりこの人、御大ケリー・スレーター。実はこの撮影が行われたのがツアー中。当初、参加が微妙だったケリーは自らの意思でこのプロジェクトに加わりました。YOUNG GUN達のサーフィンにインスパイヤーされたケリーは、この後、絶好調になります。結果として2005年のワールドタイトルを獲得したのです

オープニングパートはデーン・レイノルズでした。特大のフロントエアーが印象的

ウェスタンオーストラリアのライ・クレイク。トップでのフィン抜きアクションはケリーが参考にしたほどラディカルでした

クレイ・マルゾ、フレッド・パターチア、ジェレミー・フローレスはまだ17歳

トロイ・ブロックス、アライン・リオウ、ジュリアン・ウィルソン。ジュリアン、小っちゃ!

しかし、ホント売れましたね、発売後即完売。もう少し刷っていれば、もっと売れたのになぁ、、。制作部数を決める時に編集部内でバトルしたのを思い出します 苦笑

千葉特集の中では、ミシュランガイドが日本に上陸するより3年も前に「千葉サーフミシュラン」を敢行!。お題は”しょうが焼き” 笑 上は飯岡、下は平砂浦まで2人1組3班に分かれ、実際に食い倒しました。食ったな〜、一宮周辺で。この後しばらく、しょうが焼きを食べなくなったのは言うまでもありません。