リップにギリギリフィンを引っ掛け完璧な画角、カメラ目線の表紙はタジ・バロウ。2007年3月号に表紙です。乗っているボードはFireWire(FF)。次世代のサーフボードと言われたFFと当時誰よりも早く契約しWCTを転戦していましたね。FF初期の躍進に大きく貢献したのは間違いありません。ボードデザインはネブ・ハイマンかな。
タジはつい先日、自身のインスタで約25年に渡ったメインスポンサーのビラボンとのパートナーシップを終了した事を報告。新たな人生のステージへ向けスタートを切りました。3枚目の投稿は2003年のWCTクイックシルバープロ新島の際に撮影されたもの。オッキー、パーコ、A.I、ルーク・イーガンと今見ても最強チームっすね。日本での人気も高かったタジの事を少し。1978年生まれのタジはウェスタンオーストラリアのヤリンガップ出身。ビッグウェイブポイントと知られているマーガレートリバーの近くです。同じ時期にWCTで活躍したミック・ファニング、ジョエル・パーキンソン、ディーン・モリソンの所謂”クーリー・キッズ”達より少しお兄さんでアンディと同じ年。1997年に当時、最年少としてWCTへクオリファイを果たしますが、自分にはまだ準備が必要とし、辞退したのは有名なエピソード。しかし、きっちり翌年には再びクオリファイを果たします。約19年のCTのキャリアの中で何度か優勝していますが、ワールドタイトルは獲得ならず。最高位は3位でした。J-BAYでの試合中、巨大なサメを目撃し、恐れおののいてヒート途中で上がってきたエピソードもあります。今や当たり前のエアーを組み入れたマニューバーバリエーション、フィン抜け当たり前のリッピングと先鋭的なマニューバーが特徴的でした。板の振りもメチャクチャ早かったなぁ。まだまだ40代に突入したばかり、今後の活動に注目したいですね。
表紙にあるように特集は”サヨナラ極寒”と題し冬のサーフィン特集です。以外と役立つのがこんな全国水温マップだったりするんです。作るの意外に大変だったw
サーフムービーの巨匠、テイラー・スティールとフィルマーのダスティン・ハンフリーによるプロジェクト「シッピング・ジェットストリームス」の短期連載がスタート。世界各地を撮影のロケーションにした本作はDVDと美しい写真集にまとめられました。写真集を日本でエクスクルーシブで販売のは、実はサーフィンライフだったのです。巨匠の元には名優が集まるのは今も昔も一緒。シェーン・ドリアン、アイアンズブラザーズ、ケリー・スレーター等のトップサーファー達が出演。奄美で撮影された日本パートでは、ラスタ、ドノバンと共に大野MAR修聖が出演しています。
別冊「SURFER GIRLS」の表紙。右から2番目はROXYのアイコンでサーフィン界では”シスター”の愛称で知られるケリア・モニーツ。小っちゃ!まだまだ少女ですね。