サーフィンライフ アーカイブ Vol.47 2007年3月号:表紙はタジ・バロウ

リップにギリギリフィンを引っ掛け完璧な画角、カメラ目線の表紙はタジ・バロウ。2007年3月号に表紙です。乗っているボードはFireWire(FF)。次世代のサーフボードと言われたFFと当時誰よりも早く契約しWCTを転戦していましたね。FF初期の躍進に大きく貢献したのは間違いありません。ボードデザインはネブ・ハイマンかな。

View this post on Instagram

After 25 of the greatest years with Billabong I’ve decided to move on. As a grom Billabong had the sickest team and made the best movies. When Jack Mccoy brought Occy and Luke Egan to my hometown to film Bunyip Dreaming i was obsessed. At 16 they offered me a deal, i was the happiest kid on Earth! Over the next few decades i was able to compete, make signature movies and fly the Billabong flag with the greatest surfers. It was like every good surfer rode for Billabong! Those years competing on tour along side Occy, Luke, Andy, Joel were insane. Along with all the other animals like Kelly and Mick, the tour was crazy! I’m so happy and proud to have been a part of that era, these guys blew my mind and inspired me daily. I’m so grateful for all the experiences i’ve had. Thank you Billabong and everyone within the company i’ve become friends with. Cheers 🙂 TB

A post shared by Taj Burrow (@tajamos) on

タジはつい先日、自身のインスタで約25年に渡ったメインスポンサーのビラボンとのパートナーシップを終了した事を報告。新たな人生のステージへ向けスタートを切りました。3枚目の投稿は2003年のWCTクイックシルバープロ新島の際に撮影されたもの。オッキー、パーコ、A.I、ルーク・イーガンと今見ても最強チームっすね。日本での人気も高かったタジの事を少し。1978年生まれのタジはウェスタンオーストラリアのヤリンガップ出身。ビッグウェイブポイントと知られているマーガレートリバーの近くです。同じ時期にWCTで活躍したミック・ファニング、ジョエル・パーキンソン、ディーン・モリソンの所謂”クーリー・キッズ”達より少しお兄さんでアンディと同じ年。1997年に当時、最年少としてWCTへクオリファイを果たしますが、自分にはまだ準備が必要とし、辞退したのは有名なエピソード。しかし、きっちり翌年には再びクオリファイを果たします。約19年のCTのキャリアの中で何度か優勝していますが、ワールドタイトルは獲得ならず。最高位は3位でした。J-BAYでの試合中、巨大なサメを目撃し、恐れおののいてヒート途中で上がってきたエピソードもあります。今や当たり前のエアーを組み入れたマニューバーバリエーション、フィン抜け当たり前のリッピングと先鋭的なマニューバーが特徴的でした。板の振りもメチャクチャ早かったなぁ。まだまだ40代に突入したばかり、今後の活動に注目したいですね。

表紙にあるように特集は”サヨナラ極寒”と題し冬のサーフィン特集です。以外と役立つのがこんな全国水温マップだったりするんです。作るの意外に大変だったw

サーフムービーの巨匠、テイラー・スティールとフィルマーのダスティン・ハンフリーによるプロジェクト「シッピング・ジェットストリームス」の短期連載がスタート。世界各地を撮影のロケーションにした本作はDVDと美しい写真集にまとめられました。写真集を日本でエクスクルーシブで販売のは、実はサーフィンライフだったのです。巨匠の元には名優が集まるのは今も昔も一緒。シェーン・ドリアン、アイアンズブラザーズ、ケリー・スレーター等のトップサーファー達が出演。奄美で撮影された日本パートでは、ラスタ、ドノバンと共に大野MAR修聖が出演しています。


別冊「SURFER GIRLS」の表紙。右から2番目はROXYのアイコンでサーフィン界では”シスター”の愛称で知られるケリア・モニーツ。小っちゃ!まだまだ少女ですね。