海を愛するガールフレンド 小山みなみ

つい、友達以上の「いいな」という感情を持ってしまうほど魅力的。しかも「海が好き」という、そんな女の子に出会えたら、サーファーのハートは完全に射抜かれる。ナチュラルでチャーミングで、色気もあって。そんな“海を愛するガールフレンド”が僕たちは好きなんだ。

世界の扉を開けたサーフガール

小山みなみ ❘ プロサーファー

華奢な体とは裏腹に、彼女は大きなSUP用のエアボードをタフに担いだあと、慣れた手つきで空気を入れ始めた。「友人が働く海の家に遊びに行っていたことがあるんです。当時はジェットスキーの後ろに乗せてもらったりバーベキューしたり、海ではほんの遊び程度のことしかしていなかったんですが、ふと見るとSUP用のボードがあって。興味本意で乗ったその日から完全にハマりました。昔は本当にどんくさかったのに(笑)。キャンプをするのも趣味なので、湖畔や海での遊びがさらに増えました」

サーフィンが好きな両親に、週末になると海に連れられていくも、波が恐くて車に隠れていた少女。9歳のとき、ふとサーフィンをやりたい気持ちが芽生え、以来、波の上を無我夢中に楽しんで滑ってきた。サーフカルチャーが根付く徳島で育ち、いつしか彼女はショートとロング、両方のプロになった。「普段から“めっちゃ大人しい”って言われるんですが、あまり攻めていけない性格なんですよね。だからスタイルとしては、ロングの方が自分に向いているのかな。両方とも良い所はあるけど、ゆったりと乗るロングのリズムが自分には合っている感じがあって。板の上に立ったとき、すごくハッピーな気持ちになれるんです」自然が好きでありながら、ファッションやスキンケアにもアンテナを張る19 歳。この春から彼女は大学生になる。「将来何になりたいかも、サーフィンを主軸にするのかも、だ全然決めてないんです。大学の授業内容がすごく興味のある分野だから、今はそれも楽しみで仕方ないですし。ただ最近、海外の試合に初めて参加して、足りないところや課題もたくさん見つかったんで
すが、今まで以上に楽しみながら自分のサーフィンができたんです。今、まず自分が叶えたい目標は、世界チャンピオンになることなんだなと感じました」世界というフィールドに飛び出した今、サーフィンに対する「楽しい」という気持ちにもうひとつ、ほのかな「野心」が重なり始めた。控えめなキャラクターに見えて、実はスタイルと実力を兼ね備えたタフな彼女の姿に、これから多くの人が魅了されていきそうだ。

よく行くビーチはどこ?

ホームポイントは徳島の小松海岸。

水着は何着持ってる?

5着くらいです。

愛用するサーフボードとウェッ トスーツは?

スマックサーフボード、ランティーウェットスーツです。

好きなサーファーは誰?

小学生の頃からずっとロブ・マチャドさんです。スタイルがすごい大好き。

ちなみに好きな男性のタイプは?

えっ、今まで付き合ったことがないから分からないです(笑)。

 


写真/smilegrafix_michihiro nakano(人物)、 U-SKE(サーフィン)  編集/宮原友紀

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