日本テレビアナウンサー笹崎里菜アナがサーフィンデビュー!

民放キー局のアナウンサーがサーフィンに挑戦する。これまで聞いたことのない話に、時代が変わったことを実感した。

今回、大海原に果敢に飛び出していったのは、日本テレビの女性アナウンサー笹崎里菜さん(27歳)。早朝の千葉、平沙浦海岸には、白を基調とする古スーツに身を包んだ彼女の姿があった。初めて着るというものの、ウェットスーツ姿はよく似合い、長年のクラシックバレエ経験で培ったためか立ち姿は凛としていた。

PROFILE/ささざきりな●1992年、神奈川県生まれ。日本テレビの女 性アナウンサー。4歳から17歳までクラシックバレエを習っていたことから、体幹には自信があり、身体も柔らかい。同 局ではラグビーはじめスポーツ中継を多く担当。「おはよん ニュースライブ」では水・木曜にメインキャスターを務める。

そして目線の先にあるのは強い温ショアで荒れた海。アウトサイドではオーバーヘッドの波がブレイクするほどで、メラメラと揺れる波を目にしながら、それでも笹崎さんは臆せずに海へ入り、船頭する2人の男性サーファーに導かれてパドルアウトをしていった。

そもそも、なぜ彼女はサーフデビューをすることになったのか。その理由は、日本テレビの動画配信サービス「テレビバ」のコンテンツ『サーフ☆ガール』への出演を先輩でサーファーの田中毅アナウンサーに誘われたからだ。

サーフィンは海外旅行先で一度体験しただけ。本格的に挑むのは人生初である。しかも波はハードで、間断なく翻弄される。その模様を撮影隊が見つめ、カメラは余すことなく記録し続け・・・。心がポキンとおれそうな状況ながら、何度も波に押し戻され、飲まれても、彼女はそのたびに沖へ向かっていった。そうしてついに、みごとサーフボードの上に立ってみせた。

「海のなかは完ぺきに想定外でした。沖に進むにつれて怖さも感じてしまって・・・。ようやくサーフボードの上に立ったときは、景色がふわっとゆっくり見える感じがして、格別でした。もっとサマになりたいし続けていきたいですね。そのために、まず今日は帰ってから腕立て伏せをやろうと思います!(笑)それにTシャツやショートパンツ、ビーチサンダルみたいな海に似合う服も欲しくなりました。」

今まで自然体験とも無縁だったという彼女に、サーフィンはこの世に異なる風景があることを伝えた。さてこれから彼女はどう変わるのか。『サーフ☆ガール』の大きな見どころである。


写真/朴 玉順(CUBE) 取材・文/宮原友紀