編集部“波乗りサボり旅”In奄美大島 Special Thanks THE SCENE

これぞサーフィンパラダイス奄美 極上の波でテンション爆上がり!

肝心のサーフィンですが、今回は島へのトリップということで今まで以上にサーフスポットがわからないことだらけ…。キャンネンサーフの碇山プロにガイドをしていただき、その日のコンディションにあったポイントへと移動。はじめはリーフとサンドが入り混じったミックス、2ラウンド目はバレル炸裂のリーフポイントへと連れて行ってくれた。ポイントへのエントリーや駐車場所などはもちろん、その日のコンディションやサーファーの技量に合わせて的確なガイドをしてくれるので安心だ。当日は晴天とまではいかなかったが、優しいローカルの方々、そして透き通った海と素敵なブレイクが歓迎してくれた。

Can.nen Surf AMAMI(キャンネンサーフ)
明るくて奄美の心地よい風が抜ける店内。気さくて優しい碇山勇生プロがやっている、島唯一のプロサーフショップだ。ガイドはサーフィンキャリアを問わず、奄美を訪れるビジターサ ーファーをおもてなししてくれる。初心者にスクールも行っ ているので「家族や子ども一緒に奄美でサーフィンを体験したい!」という人にもオススメ。店内では香り豊かなコーヒーも楽しめ、アパレルや雑貨、もちろんサーフギアも充実した品揃えだ。
〒 894-0508 鹿児島県奄美市笠利町用安 1290-2
☎︎0997-63-0888
営業時間:11:00~17:00
定休日:日、月

ショップを切り盛りする碇山夫妻が出迎えてくれた。

奄美大島最初のスポットはリーフとボトムがミックス。澄み渡る海が曇り空でも気持ちイイ

コンパクトなチューブにリッピングとお手本の様なサーフィンを見せる碇山プロ。

我々編集部スタッフもブーツを脱ぎ捨て、久々の3mmジャーフルと身体の軽さに感動。波も最高でまるでウェイブプールみたいなグッドコンディションでした。
海の中でも満足な笑顔が…碇山プロ、アテンドありがとうございます。満足ななかサーフィンDay1が終了。

イカつめなバレルに余裕でIN!さすがローカルプロサーファー!

サーフィンDay2はリーフのスポットへ
リーフブレイクの某ポイント。「ムネくらいはあるかもね」と碇山プロから案内されたが、到着するとコンディションもよく実際にはアタマくらい。潮の引きに合わせて入水したが、強いカレントとリーフの棚に当たって掘れ上がってくるブレイクはしっかりとチューブ波になっている。失敗すれば運が悪いとリーフにゴツン(笑)、もちろん、スタッフはビビり気味。カメラマンと編集長は一瞬でカレントに流され20分以上かけてアウトへ辿り着いた。慣れているサーファーでも水難事故レベルのカレントでした。しかしそんな気持ちも吹き飛ばすような碇山プロの余裕なバレルスタイルに、スタッフたちのテンションもMAX !
我々の情けないサーフィンとは裏腹にローカルの方々や碇山プロは、浅いリーフブレイクに積極的にプルイン。チューブや気持ち良さそうなカーヴィングを連発していた。

我々の目の前でディープなソリッドバレルをメイクした碇山プロ。このシークエンスはサーフィンライフ 2022年5月号に掲載されているので要チェックです!

イイ波なのにも関わらず上手く乗れなかった苦い想い出を胸に次回のリベンジを誓う編集部

碇山勇生/いかりやま・ゆうせい●1984年生まれ。奄美市出身・在住。奄美大島で生まれ育ち、中学1年生で出会ったサーフィンにどっぷりとハマり、2009年に23歳でJPSAのプロ資格を取得。ビッグウェイブを得意とし、ジェットスキーで救助を行うなど、真のウォーターマンで地元サーフ ァーからの信頼も厚い。サーフィンだけでなく、奄美の素晴らしい自然、伝統と文化を伝え残すために精力的に活動している。

奄美へ遊びにくる ビジターの方々へ。 ご協力をお願いします!

ローカルのショップ、ガイドさんとコミュニケーションをとって楽しく、安全にサーフィンを楽しんでもらえればと思います。初心者だけではなく、中・上級者サーファーであっても、強烈なカレント、リーフの位置や潮の満ち引きでエントリーや海から上がる箇所が違うなど、そのポイント独自のクセや危険が伴います。「ガイドに頼らなくてもできそうだ!」という考えではなく、熟知したローカルガイドにアドバイスをもらって、「より楽しくいい波に乗る!」のがベストですね! ローカルサーファーが地元の住民と上手にお付き合いしながら大切にしているポイントです。SNSで晒したりせずに、いい意味で“知る人ぞ知る”を共有して、素敵なサーフトリップにしてもらえたらいいのではないかと思います。