リレー形式で繋ぐサーファー像を探る本特集。前回の内藤遥さんからバトンを受け取った中村昭太さんをご紹介します。
中村昭太 フリーサーファー
なかむらしょうた●1988 年、千葉県生まれ。ハワイ・バックドアでのチューブライディングが海外メディアを賑わすなど、世界レベルのサーフィンを見せる実力派。現在はコンペティションから身を引き、フリーサーフィンに興じる。
Q1. サーファーの格好良さとは何かを教えてください。
A.波選びやライディング中の技選びにセンスを感じる人。
Q2 . サーフィンをする上で心掛けていることは?
A2.膝波から10フィートまで、どのような波でも楽しめるサーファーであるために、ひとつひとつのライディングを大切にすることを心掛けています。オンショアが苦手な人は多いけど、実は面がきれいなときよりバンクがたくさんできて技を楽しめるんです。だからそういう波が好きだし、積極的に挑んでいます。
Q3 . あなたよりセンスの良いサーファーを教えてください。
A3.大橋海人くん。パイプラインを攻めるし、チューブに入るし、波の上も飛んでいく。技のバリエーションが豊かで、波選びのセンスはすごいと思います。シングルフィンやツインフィンといったサーフボードを乗りこなしているところも好印象。プロサーファーならフィンが何本でも乗れて当たり前と思うのですが、実はそういうサーファーは意外と少ない。普段の振る舞いも大人です。
次回は、2015年にWSL日本チャンピオンに輝き、2020年オリンピックの強化指定選手にも選ばれるなど、今後の世界での活躍が期待される大橋海人さんのサーファー像をご紹介します。
写真/朴玉順、高橋賢勇、ピート・リオン、DELTA FORCE SURF 取材・文/菅 明美