3本フィンの魅力とは? 我らスラスター主義 #1

ボードが多様化しようとも、時代を超え愛され続けるスラスター。サーファーを魅了するその理由を13 人のサーファーに聞いた。

佐藤 魁さん プロサーファー


佐藤 魁
さとうがい●1996 年、神奈川県生まれ。5歳でサーフィンを始め15 歳でプロテストに合格。湘南を代表する人気プロサーファーとして、さまざまなメディアを賑わす。2020 年のオリンピック強化選手でもある。


エアトリックやショービットなど、最新テクができるのはスラスターだけ!

「プライベートではツインフィンやシングルフィンのショートボードに乗ることもありますが、試合では必ず3本フィンのスラスター。すべての技を可能にするスラスターがないと、得点は稼げないと思います。僕がこだわっているのは、レールの入れやすいボード。レールが波とフィットして、どんどんとボードが伸びていく感覚が好きです。このボードは、ビッグターンを描きやすいようにデザインしてもらったんですが、かなり調子がいいです。プライベートでもこれを持ち出すことが多いですね」

AKABA SHAPE & DESIGNS
アカバシェイプ&デザイン 172.7×46.67×5.72㎝

アカバシェイプ&デザイン
年間10 本以上のボードを手にする佐藤魁が、一発のビッグターンを求めてオーダー。今夏行われたムラサキ湘南オープンでも使用した1本で、今年4月から愛用している。


写真/板倉淳夫、高橋賢勇、朴 玉順(CUBE) 取材・文/菅 明美、高橋 淳