海を愛するガールフレンド Vol.1

つい、友達以上の「いいな」という感情を持ってしまうほど魅力的。しかも「海が好き」ときた。そんな女の子に出会えたら、サーファーのハートは完全に射抜かれる。ナチュラルでチャーミングで、色気もあって。僕たちは、そんな“海を愛するガールフレンド”が好きなんだ。

 

サイヤド・ナディア
Nadia Syed/外資系金融会社勤務/@nady_makai


南アフリカ人の父と日本人の母のもと、幼い頃から海外で育ってきた彼女のそばには、いつも海があった。海沿いでスケートボードをしていたロサンゼルスの思い出。焼けるような夕日をビーチで眺めた南アフリカの記憶。東京という都会に住み始めてから、海への想いは加速した。そうして始めたサーフィン。彼女のライフスタイルは一変した。

以前は金曜日に飲みに行ったり、土日はショッピングに出かけたりしていたが、今では、週末サーフィンのために金曜夜はまっすぐ帰宅。飲みに誘われることが減る中、次第に海でつながる友達が増えてきた。彼らと一緒に波に乗る時間、海にいる時間、波の話をする時間、「次どこ行く?」と企てる時間。着るものはシンプルになり、健康のことが気になり始めた。彼女を今彩るのは、とても美しい海色だ。「たくさん見てきた海外の美しいビーチでサーフィンしたくない?」と聞くと、「日本が好き」という言葉が返ってきて意表をつかれた。「千葉の海にも素足に気持ちいい砂があるし、伊豆に行けばクリアブルーの世界が広がる。日本の海にもいい所っていっぱいあるから」自分のアイデンティティ、自分が住む国のアイデンティティ。サーフィンに出会い、素足で砂を蹴り、四季を通して海に潜ることで、彼女はそれらを見つけたのかもしれない。

 

次号、12月10日発売号サーフィンライフでは
「海を愛するガールフレンド vol.2」掲載予定です。お楽しみに!


写真/Kazuhiro Joy Kimura 編集/宮原友紀
[サーフィンライフ2018年11月号掲載記事を再構成]