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ジョージ・カックルさん ラジオ・パーソナリティ
1956 年、神奈川県生まれ。日本人の母とアメリカ人の父を持ち、幼少期を日本・テキサス・韓国で過ごす。サーフィン歴は50 年。好きなサーフポイントは大崎。『ザ・サーファーズ・ジャーナル日本語版』のマネージング・ディレクターでもある。
僕はもう昔のように毎日波をチェックしたり、大波にワクワクしたりすることはない。仕事がオフの日にたまたま波が良ければ、海に出かけるくらいだ。でも海を感じさせる音楽やビーチタウンを舞台にした映画や写真は、いつでも僕をドキドキさせ、力をくれる。僕は今も海の近くに住み、夕陽を見ながらワインを飲む。海はずっと身近にあるんだよね。
ソングス・フロム・セント・サムウェア
ジミー・バフェットの『オールデストサーファー・オン・ザ・ビーチ』は、年老いたサーファーが、大波に乗ることもチューブに入ることもなく、ただグライドするだけで満足しているという曲。うん、こんな心境もいいもんだよ。
ハート・ブルー
この映画にはキアヌ・リーブスがパラシュートを付けずに飛行機から飛び降りるシーンがあるんだけど、それってサーファーがビッグウェイブにテイクオフするときの気持ちに似ていると思う。そういうところに共感できるんだ。
マスター・オブ・サーフ・フォトグラフィー
この表紙は僕にとって一番のサーフィンの写真。波こそ写っていないけど、夕陽の光とサーフボード、日焼けしたブロンドのサーファー。サーフィンのエッセンスのすべてが、ここにある。