フォトグラファー「熊野淳司」の写真展「なみいろ」が東京と大阪で開催される。


小誌をはじめ、他媒体でもカバーショットを撮影するなど活躍する 熊野淳司氏。そんな彼が都会の真ん中で写真展を開催する。写真展のテーマはシャッターが開いている間、物体の動きを記録し続けるスローシャッターで撮影された波(海)。スローシャッターでは動きを止めずに撮るため、色や形の要素が強調された抽象的な唯一無二の1枚が写し出される。サーファーでもある彼がスローシャッターを使い始めたきっかけは夕方にサーフィンを撮影したときのこと。そこに写る波の姿に興味が湧き、この手法で波を撮るようになったという。数年をかけて湘南海岸で撮影された作品は、言葉に言い表せないほどの一瞬が切り取られている。ぜひ、現地で作品の数々を見て欲しい。

熊野淳司写真展「なみいろ」
会期/東京:2 月 27 日(木)~ 3 月 4 日(水) 会場/キャノンギャラリー銀座
大阪:3 月 19 日(木)~ 25 日(水)      会場/キャノンギャラリー大阪
料金/無料 休館日/日、祝
問/キャノンギャラリー ☎ 03-3542-1860(東京・銀座)、☎ 06-7739-2125(大阪)
https://cweb.canon.jp/gallery


熊野淳司
●くまのじゅんじ/湘南の中心、神奈川県藤沢市で生まれ育つ。 17歳の時にサーフィンに出会い、大学時代に写真をはじめのめり込み、 2008年よりフリーランスフォトグラファーとして活動を開始。 2009年から約1年間、ニュージーランドを旅する。 ニュージーランドでは山の楽しさも知り海から山へと活動の幅を広げる。 2017年、湘南に「STUDIO467」を立ち上げる。 昨年は横乗日本映画祭にショートムービー作品を出展するなど動画製作にも取り組んでいる。サーフィン誌や山系の雑誌のカバーを複数飾るなど、小誌をはじめ多方面で活躍するフォトグラファーだ。
https://junjikumano.com