今シーズン注目のSIC（エスアイシー）のサーフボード

　大海原を神聖なる遊びの場と捉えるブランド「SIC（エスアイシー）」の開発拠点はウォーターマンの聖地ハワイ・マウイ島。サーフボードをはじめとして、フォイルサーフィン、ダウンウィンドSUPボードなどのプロダクトをリリースしている。過酷な外洋パドルレースとして有名なM2O（モロカイ島―オアフ島横断レース）の常連としてアスリートに絶大な信頼を誇るブランドとしても知られている。
信頼の5スターの製品ラインナップの中にある、今回紹介するサーフボードは、カリフォルニアのベテランシェイパーのジョン・ヘンダーソンによって生み出されたマスターボードを忠実の再現したEPSマシンシェイプで作られており、ビギナーから上級者まで楽しむことができる。
プロダクションサーフボードメーカーのパイオニア的存在のタへアウトドアーズ社（元Bicsport）の一員に加わり高性能なオリジナルボードを正確にリプロダクションを実現するSIC。フランスの西海岸にある自社工場で40年を超えるボード作りのノウハウを蓄積している。今回紹介しているハイパーフライ製法以外に、同社の誇るタフテック製法、エーステック製法、スキンテック製法はすべて独日の製法で環境保全を心がけたボード作りの姿勢への評価は高い。
SICアンバサダーに就任したジョアン・ドゥルーはフランスを代表する世界的サーファーとしてチョープーでの活躍も記憶に新しい。ウォータースポーツが人生を素敵に変えてくれるというメッセージが詰まっているSICを、多くの人がサーフィンを楽しめる、タフで乗りやすい道具の開発に余念がないグローバルなブランドとしてぜひチェックしてほしい。