世界屈指のブレイクで有名なフィジー・クラウドブレイクで行われたWSL CT最終戦Corona Fiji Pro Presented by Bonsoy。
WSL FINALSへの出場権をかけた最後の戦いで注目を集めた。
そんななかラウンド1で3位となった五十嵐カノアとコナー・オレアリーがエリミネーションラウンドで日本籍対決に。今までのCTでの戦績は2勝2敗の五分。ここはグーフィーフッターでこの場所で準優勝の経験もあるコナーが勝利、ネクストラウンドへ進んだ。カノアは後半戦17位(最下位)が3連続と苦しいシーズンとなった。今シーズンを17位で終えたカノア、2019年以来の2勝目、そしてトップ5入りを来シーズンは是非とも達成してほしい。
また今大会注目を集めたケリー・スレーターのワイルドカードでの参戦だったが、本来のクラウドブレイクの波ではなくエリミネーションラウンドで早々に敗退となってしまった。
コナーは次のラウンドで敗れ9位、ランキングは16位となった。来シーズンはCT初優勝、そしてトップ5を目指してほしい。WSL CTランキングのアジア最上位をリオ・ワイダに譲渡してしまった形の日本勢、来年こそその実力を見せてほしい。
試合は進行していき、メンズはグリフィン・コラピントとリオ・ワイダの戦いに。ファイナルズへ向け気合の入るグリフィンに対して、キャリア初のファイナルをメイクしたリオ。ファイナルは少しの運の差でグリフィンが勝利した。
ウィメンズはワイルドカードのエリン・ブルックスとタティアナ・ウェストン・ウェブの戦いに。来年のCT入りが濃厚なエリンはアーリーラウンドは実力を発揮できていなかったが、クオーター以降は全て15pt以上をマーク、他を寄せ付けずカナダ人女性初のCT優勝を成し遂げた。
これで今シーズンはトップ5が出場するFINALSを残すのみとなった。世界一は誰の手に渡るのか目が離せそうにない。