CTランキングトップ5がワールドタイトルを目指すLexus WSL Finals。
一日で全てを決すこの大会、会場は世界一のマシンブレイクと言われるカリフォルニア・ロウワートレッスルズ。
出場選手はメンズがカレントリーダーのジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)、地元のグリフィン・コラピント(アメリカ)、ジャック・ロビンソン(オーストラリア)、イーサン・ユーイング(オーストラリア)、イタロ・フェレイラ(ブラジル)。ウィメンズはケイトリン・シマーズ(アメリカ)、キャロライン・マークス(アメリカ)、ブリッサ・ヘネシー(コスタリカ)、モーリー・ピックラム(オーストラリア)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)。
まず、5位と4位の選手が戦い、その勝者が3位の選手と、さらにその戦いの勝者の選手が2位の選手と戦い勝ち上がった者が男女それぞれジョン・ジョンとケイトリンと戦う。マッチ3(ファイナル)は2戦先に勝った方がチャンピオンというレギュレーションになる。例えここまでのCTで全勝していても、ここで負けたら世界チャンピオンにはなれないという現在のシステム。
まずウィメンズはタティがモリーとブリッサを撃破したが、昨年のチャンピオンでゴールドメダリストのキャロラインに敗れる。
メンズはイタロ・フェレイラが昨年同様5位から下剋上、イーサン、ロボ、グリフィンと次々と強敵を撃破。ジョンジョンへの挑戦状をつかむ。
タイトルマッチの第1戦、ケイトリンと対戦したキャロラインは終了直前に逆転されるが、残り10秒を切って掴んだ波で9.6ポイントをスコアしほぼブザービーターのライディングで大逆転、昨年同様シーズン2位からの世界チャンピオンに現実味が帯びてきた。メンズの第1戦は15.50対15.33ポイントの僅差でジョン・ジョンが勝利した。
続くウィメンズの第2戦、初戦の雪辱を晴らすようにケイティが18.37ポイントのトータルスコアで圧勝、初の世界一に向け成績をタイに戻す。一方のメンズはジョン・ジョンが3度目のワールドタイトルに向けさらに覚醒、彼にしか出来ないレールワーク、レイバックで18.13ポイントのトータルスコアで2016年、2017年に続き2024年のワールドタイトルを獲得、3タイムスチャンピオンとなった。
一方、ウィメンズは2戦の勢いと波数が少なくなったものの2本をうまくまとめたケイティが18歳で史上最年少のワールドチャンピオンに輝いた。
ジョン・ジョン、ケイティおめでとう!
ファイナルリザルト
1位ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)
2位イタロ・フェレイラ(ブラジル)
3位グリフィン・コラピント(アメリカ)
4位ジャック・ロビンソン(オーストラリア)
5位イーサン・ユーイング(オーストラリア)
1位ケイトリン・シマーズ(アメリカ)
2位キャロライン・マークス(アメリカ)
3位タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)
4位ブリッサ・ヘネシー(コスタリカ)
5位モーリー・ピックラム(オーストラリア)