
小誌「サーフィンライフ」をはじめ、多方面で活躍する写真家・熊野淳司。17歳でサーフィンと出会い、大学時代に写真を始める。2008年よりフリーランスカメラマンとして活動を開始し、雑誌、書籍、広告、動画撮影などに携わる一方、サーフィンと波をテーマに作品制作を続けている。2017年には地元・藤沢に「STUDIO467」をオープンし、2024年からは湘南工科大学で非常勤講師を務めるなど、活動の幅を広げている。6月にはキヤノンギャラリー銀座で写真展「忘れられない波」を開催し、そのタイミングで写真集「なみいろ」をPURPLEより刊行。この写真集は、地元・湘南の海を舞台に、スローシャッターで“時間の堆積”を描き出した作品集だ。自身が海に入り、波に身をゆだねながら撮影することで、身体の揺らぎや偶然性までも作品に取り込み、これまでにない波の表情を表現している。波と向き合い続けてきた写真家ならではの視点が生み出した、新たな海の風景を収めた一冊。
写真家「熊野淳司」渾身の写真集「なみいろ(3,850円)」。スローシャッターを用い、海へ自ら泳ぎ込みながら撮影することで、波の動きだけでなく、身体の揺らぎや偶然性までも画面に取り込んだ作品群だ。瞬間を固定する従来の写真表現とは異なり、時間そのものが像の中に堆積していくような独特の視覚体験を生み出している。













