
Connor O’Leary Photo by Cait Miers/World Surf League
フィジー・クラウドブレイクで開催中のWSLチャンピオンシップ・ツアー第8戦「Fiji Pro Presented by Corona Cero」は、現地9月2日に大会最終シリーズを前に大きく動いた。日本勢では五十嵐カノアがラウンド3で敗退。一方、コナー・オレアリーは世界ランキング1位のイタロ・フェレイラを破り、クォーターファイナル進出を決めた。
さらにこの日は、フランス大会(タヒチ)のオリンピック金メダリスト、カウリ・ヴァーストがクラウドブレイクでパーフェクト10をマーク。6〜8フィートのパワフルなコンディションを舞台に、見応え十分のアクションが繰り広げられた。
Goofy Footersが躍動。コナー・オレアリー、イタロを圧倒してQFへ
この日の日本勢で最大のハイライトとなったのが、コナー・オレアリーだ。ラウンド3で対戦したのは、現在世界ランキング1位につけるブラジルのイタロ・フェレイラ。クラウドブレイクのレフトハンドの波で、オレアリーは得意のフォアハンド・パワーサーフィンを存分に披露。ヒート序盤から高得点を重ね、最終的には9.00ポイントを含むトータル14.33ポイントをマークした。対するイタロは7.27ポイントにとどまり、オレアリーが見事に勝利。クラウドブレイクでは2017年にファイナル進出を果たしているオレアリーだが、いまだこのイベントでの優勝経験はない。今回のQF進出は、再びフィジーでタイトルを狙う大きなチャンスとなった。

Connor O’Leary Photo by Aaron Hughes/World Surf League

Connor O’Leary Photo by Cait Miers/World Surf League
明日のクォーターファイナルでは、アメリカのグリフィン・コラピントと対戦する。

Kanoa Igarashi Photo by Aaron Hughes/World Surf League
五十嵐カノア、ヤゴ・ドラに敗れR3敗退
一方、五十嵐カノアはラウンド3の第2ヒートに登場。ブラジルのヤゴ・ドラと対戦した。カノアは6.83ポイントにとどまり、ヤゴ・ドラが14.40ポイントをマーク。スコアを伸ばすことができず、ここで今大会を終えることになった。ヤゴ・ドラは続くクォーターファイナルでコール・ハウシュマンドと対戦したが、13.27対16.13で敗退。今大会はここで姿を消している。

Kauli Vaast Photo by Cait Miers/World Surf League
カウリ・ヴァースト、クラウドブレイクで圧巻のパーフェクト10
そして、この日のもうひとつのハイライトがカウリ・ヴァーストだった。ラウンド3でミゲル・プポと対戦したヴァーストは、クラウドブレイクの巨大なバレルに深く入り、圧巻のチューブライディングを披露。深い位置からチューブへと入り、スピードを保ったままバレルの中を駆け抜け、最後はクリーンに脱出。そのライディングにジャッジがつけたスコアは、文句なしの10.00ポイント。このパーフェクト10を含め、ヴァーストはヒートトータル19.07ポイントという圧倒的な数字を記録。ミゲル・プポを寄せ付けず、クォーターファイナル進出を決めた。クラウドブレイクでのCT初出場とは思えない堂々たるパフォーマンス。オリンピック金メダリストとして知られるヴァーストだが、この日は改めてビッグウェーブ・サーファーとしてのポテンシャルを世界に示した。「こんな完璧な波でヒートをするのがいつも夢だった」と語ったヴァースト。これまでホームのタヒチ、チョープーで味わってきたようなビッグバレルを、今度はクラウドブレイクで披露した。ヴァーストは明日のクォーターファイナルで、3度のワールドチャンピオン、ガブリエル・メディーナと対戦する。
https://www.worldsurfleague.com/posts/559627/give-kauli-vaast-a-yeti-fiji-pro

Erin Brooks Photo by Aaron Hughes/World Surf League
女子はエリン・ブルックスとイザベラ・ニコルズがファイナルへ
女子では、ティーンエイジ・センセーションのエリン・ブルックスが5度のワールドチャンピオン、カリッサ・ムーアを破り、ファイナル進出を決めた。ブルックスはセミファイナルで11.84ポイントをマークし、ムーアの9.97ポイントを上回った。
もうひとつのセミファイナルでは、イザベラ・ニコルズがブリッサ・ヘネシーとの接戦を制した。10.67対10.50という僅差で勝利し、今季自己最高となるファイナル進出を果たしている。女子ファイナルは、エリン・ブルックス vs. イザベラ・ニコルズのカードとなった。
明日はファイナルデイ。コナー・オレアリーの戦いに注目
大会は残すところファイナルデイのみ。明日は現地時間午前6時45分にコンディションを確認し、午前7時05分からのスタートが予定されている。メンズはまず残り2ヒートのクォーターファイナルからスタート。その後、セミファイナル、そして男女のファイナルが行われる予定だ。
コナー・オレアリー vs. グリフィン・コラピント
カウリ・ヴァースト vs. ガブリエル・メディーナ
世界ランキング1位のイタロを破ったコナー・オレアリーが、このままセミファイナルへ進むことができるのか。そして、クラウドブレイクでパーフェクト10を叩き出したカウリ・ヴァーストが、メディーナを相手に再び強烈なパフォーマンスを見せるのか。クラウドブレイクの戦いはいよいよクライマックスを迎える。

Kauli Vaast iers/World Surf League
2026 Fiji Pro Presented by Corona Cero 男子ラウンド3結果
HEAT 1 コール・ハウシュマンド(USA)10.17 DEF. セス・モニーツ(HAW)4.00
HEAT 2 ヤゴ・ドラ(BRA)14.40 DEF. 五十嵐カノア(JPN)6.83
HEAT 3 レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)14.33 DEF. モーガン・シビリック(AUS)10.43
HEAT 4 カラム・ロブソン(AUS)10.50 DEF. ジェイク・マーシャル(USA)8.77
HEAT 5 コナー・オレアリー(JPN)14.33 DEF. イタロ・フェレイラ(BRA)7.27
HEAT 6 グリフィン・コラピント(USA)14.00 DEF. サミュエル・プポ(BRA)12.60
HEAT 7 カウリ・ヴァースト(FRA)19.07 DEF. ミゲル・プポ(BRA)11.17
HEAT 8 ガブリエル・メディーナ(BRA)13.77 DEF. バロン・マミヤ(HAW)13.33
2026 Fiji Pro Presented by Corona Cero 男子クォーターファイナル結果
HEAT 1 コール・ハウシュマンド(USA)16.13 DEF. ヤゴ・ドラ(BRA)13.27
HEAT 2 レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)14.10 DEF. カラム・ロブソン(AUS)10.94
残る男子クォーターファイナル
HEAT 3 コナー・オレアリー(JPN) vs. グリフィン・コラピント(USA)
HEAT 4 カウリ・ヴァースト(FRA) vs. ガブリエル・メディーナ(BRA)
2026 Fiji Pro Presented by Corona Cero 女子セミファイナル結果
HEAT 1 エリン・ブルックス(CAN)11.84 DEF. カリッサ・ムーア(HAW)9.97
HEAT 2 イザベラ・ニコルズ(AUS)10.67 DEF. ブリッサ・ヘネシー(CRC)10.50
女子ファイナル
FL エリン・ブルックス(CAN) vs. イザベラ・ニコルズ(AUS)













