
(L-R) Cole Houshmand and Erin Brooks Photo by Aaron Hughes/World Surf League
フィジー・クラウドブレイクで開催されたWSLチャンピオンシップ・ツアー第8戦「Fiji Pro Presented by Corona Cero」は、現地9月3日にファイナルデイを迎え、コール・ハウシュマンド(USA)とエリン・ブルックス(CAN)が優勝を飾った。6〜8フィートのパワフルなコンディションとなったクラウドブレイクで、ハウシュマンドは3度目のCT優勝を達成。一方、ブルックスはイザベラ・ニコルズ(AUS)の負傷による棄権により優勝が決定し、前戦のタヒチに続く2戦連続のCT優勝となった。

Connor O’Leary Photo by Cait Miers/World Surf League
日本勢では、コナー・オレアリーがクォーターファイナルまで進出し5位。ラウンド3で世界ランキング1位のイタロ・フェレイラを破るなど、クラウドブレイクで存在感を見せた。

Cole Houshmand Photo by Aaron Hughes/World Surf League
コール・ハウシュマンド、クラウドブレイクを制し3度目のCT優勝
今大会最大のサプライズとなったのが、コール・ハウシュマンドだ。今季ここまでラウンド1敗退が6大会に及び、ヒートを勝ち上がったのもわずか1大会。CT再資格獲得を目指すハウシュマンドにとって、今回のフィジーは大きな結果が必要な大会だった。しかし、クラウドブレイクでは見違えるようなパフォーマンスを披露した。
ラウンド3ではセス・モニーツを破って勝ち上がると、クォーターファイナルでは前ヒートで五十嵐カノアを下したヤゴ・ドラと対戦。16.13ポイントをマークし、13.27ポイントのヤゴ・ドラを撃破した。続くセミファイナルではレオナルド・フィオラヴァンティを17.10対11.33で破り、決勝へ進出した。
決勝の相手は3度のワールドチャンピオン、ガブリエル・メディーナ。序盤は両者ともセットをつかめず苦戦したが、ヒート後半にハウシュマンドが主導権を握る。フェイスでのパワフルなターンとショートバレルを組み合わせ、まず8.50ポイントをスコア。その後もエクセレントライドを重ね、2ウェイブトータル16.87ポイントまで伸ばした。これに対しメディーナはコンビネーションに追い込まれながらも、クラウドブレイクのベストウェイブをつかむ。深いチューブへと身を沈め、何度もセクションを抜けながら完全に姿を消す圧巻のライディングを披露。最後はチャンネルへ飛び出し、ジャッジへ10点をアピールした。その評価は文句なしのパーフェクト10。一気にヒートへ戻ったメディーナだったが、最後の5分間はハウシュマンドがプライオリティを握り続け、決定的な波を与えず逃げ切り。見事、クラウドブレイク初優勝を果たした。
これでハウシュマンドは3度のCTファイナルで3勝という驚異的な記録を継続。ランキングも10ランクアップし、ワールドNo.17へ浮上した。

Three-time WSL Champion Gabriel Medina Photo by Cait Miers/World Surf League
コナー・オレアリー、イタロ撃破からQF進出で5位
日本勢ではコナー・オレアリーが素晴らしい戦いを見せた。ラウンド3では世界ランキング1位のイタロ・フェレイラと対戦。クラウドブレイクのレフトで得意のフォアハンド・パワーサーフィンを披露し、9.00ポイントを含む14.33ポイントをマーク。イタロを7.27ポイントに抑え、見事な勝利を収めた。クォーターファイナルではグリフィン・コラピントと対戦。オレアリーは10.50ポイントを記録したものの、コラピントが13.00ポイントをまとめて勝利。ここで大会を終えた。最終順位は5位。世界トップを相手に存在感を示したフィジー大会となった。

Erin Brooks Photo by Cait Miers/World Surf League
エリン・ブルックス、タヒチに続く2大会連続優勝
女子は19歳のエリン・ブルックスが優勝を果たした。決勝ではイザベラ・ニコルズとの対戦が予定されていたが、ニコルズは前日のセミファイナルで負った足首の負傷により決勝を棄権。そのためブルックスの優勝が決定した。ブルックスにとってはこれが3度目のCT優勝であり、前戦のタヒチに続く2大会連続優勝。フィジーはブルックスにとって特別な場所でもある。2024年にはワイルドカードとして出場し、このクラウドブレイクで自身初のCT優勝を達成。カナダ人初のCT優勝者となった思い出の地で、再びタイトルを手にした。今回の優勝でランキングは19位から一気にワールドNo.8へ浮上した。
次戦はLexus Trestles Pro
2026年CTの次戦は、カリフォルニア・ローワーズで開催されるLexus Trestles Pro。開催期間は9月11日から20日。フィジーで勢いをつかんだ選手たちが、舞台をローワーズへ移し、シーズン終盤戦へ挑む。
ホームのCAに戻る五十嵐カノアやコナー・オレアリーの日本勢に期待したい!
https://www.worldsurfleague.com/events/2026/ct/443/lexus-trestles-pro/main
2026 Fiji Pro Presented by Corona Cero 女子最終結果
1位 エリン・ブルックス(CAN)
2位 イザベラ・ニコルズ(AUS)※負傷棄権
2026 Fiji Pro Presented by Corona Cero 男子最終結果
1位 コール・ハウシュマンド(USA)16.87
2位 ガブリエル・メディーナ(BRA)15.17
3位 グリフィン・コラピント(USA)
3位 レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
5位 コナー・オレアリー(JPN)
5位 カウリ・ヴァースト(FRA)
男子セミファイナル結果
HEAT 1 コール・ハウシュマンド(USA)17.10 DEF. レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)11.33
HEAT 2 ガブリエル・メディーナ(BRA)19.04 DEF. グリフィン・コラピント(USA)14.57
男子クォーターファイナル結果
HEAT 1 コール・ハウシュマンド(USA)16.13 DEF. ヤゴ・ドラ(BRA)13.27
HEAT 2 レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)14.33 DEF. カラム・ロブソン(AUS)10.43
HEAT 3 グリフィン・コラピント(USA)13.00 DEF. コナー・オレアリー(JPN)10.50
HEAT 4 ガブリエル・メディーナ(BRA)15.66 DEF. カウリ・ヴァースト(FRA)7.33
Next Stop Lexus Trestles Pro 2026年9月11日〜20日













