五十嵐カノアと池田美来がアジア競技大会で金メダル!
サーフィン初開催のアジア競技大会で日本勢が男女優勝。LA28オリンピック出場権(条件付)も獲得

ISA / Sean Evans
2026年9月29日、愛知県田原市の太平洋ロングビーチで開催された「2026年アジア競技大会」のサーフィン競技が終了した。アジア競技大会では今回が初めてとなるサーフィン競技。大会最終日は3〜4フィートのスウェルが入り、変化のあるビーチブレイクを舞台に、各選手がハイレベルなパフォーマンスを披露した。
その中で男子は五十嵐カノア(JPN)、女子は池田美来(JPN)がそれぞれ金メダルを獲得。さらに両選手は、今大会の優勝によって2028年ロサンゼルスオリンピック(LA28)の出場枠(条件付)を獲得した。

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五十嵐カノア、3大会連続のオリンピック出場へ(条件付)
東京2020オリンピックで銀メダルを獲得した五十嵐カノアは、今回の優勝によってLA28への出場権を獲得。これにより、サーフィン競技で初めて3大会連続でオリンピック出場を決めた選手となった。
大会では第1シードとして優勝候補の筆頭に挙げられていたものの、簡単な道のりではなかった。ノンエリミネーションのラウンド1では同じ日本代表のコナー・オレアリーに敗戦。しかしラウンド3では再びオレアリーと対戦し、8.67ポイントをマークするなど激しい戦いを制して勝ち上がった。さらにセミファイナルではラプトフリップ完璧に決めてこの大会唯一となるパーフェクト10もスコア。2本合計18.33ポイントを叩き出すハイレベルなヒートを展開。
そして迎えたゴールドファイナルでは序盤から主導権を握り、インドネシアのI Made Pajar Ariyanaを抑えて金メダルを獲得した。銀メダルはI Made Pajar Ariyana、銅メダルはフィリピンのJayuard Alcisoが獲得した。
五十嵐は今回の優勝について、次のようにコメントしている。
「まだ少し言葉が出てこない。本当に特別な日で、特別な1週間で、キャリアにとって特別な瞬間になった。日本のために金メダルを獲得し、次の章、次のミッションへ進むための大きな一歩になった」
また、3大会連続のオリンピック出場が決まったことについても、「それぞれのオリンピックにはそれぞれの重みと意味があり、出場が決まった日は決して忘れない。この日も、その中の一つとして絶対に忘れない」と語った。
五十嵐は今大会直前にカリフォルニア州ローワー・トレッスルズで開催されたWSLチャンピオンシップ・ツアーでも2年連続となる準優勝を果たしており、LA28のサーフィン会場となる自身のホームブレイクで、再びオリンピックメダルを狙うことになる。

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池田美来、初のオリンピック出場を決める(条件付)
女子では18歳の**池田美来(JPN)**が圧巻のパフォーマンスで金メダルを獲得した。今回が自身にとって初めてのオリンピック出場権獲得(条件付)となった池田。これまでISAワールドジュニアサーフィン選手権やASFアジアンサーフィン選手権でのメダル獲得、WSLクオリファイングシリーズやプロジュニアでの優勝など、ジュニア世代から世界のトップレベルで結果を残してきた。
そして迎えた今大会では、ラウンド3で大会最高となる2本合計18.53ポイントをマーク。9ポイント台のライディングを2本揃え、今大会におけるシングルウェーブの最高得点2本も池田が記録するなど、圧倒的なパフォーマンスを披露した。
ゴールドファイナルでは、中国の**Siqi Yang(シーチー・ヤン)**と対戦。池田は序盤に5ポイント台のライディングを2本まとめてリードを確保。一方、ヤンは4.00ポイントを超える波をなかなか見つけられず、後半はプライオリティを保持しながら逆転に必要な7.64ポイントを狙ったものの、最後までそのライディングを見つけることができなかった。
池田が金メダル、ヤンが銀メダルを獲得。銅メダルには日本の野中美波が入った。
池田は初めてのオリンピック出場権獲得(条件付)について、
「人生で最高の瞬間。でも、オリンピックでは金メダルを獲りたい。そのために、たくさん、たくさん、たくさん練習します」
とコメント。18歳の池田にとって、今回のアジア競技大会優勝は、LA28へ向けた新たなキャリアのスタートとなった。
日本勢が男女ともに金メダル
サーフィンが初めて採用された2026年アジア競技大会。男子は五十嵐カノア、女子は池田美来がともに金メダルを獲得し、日本代表「波乗りジャパン」が男女ともに頂点に立った。さらに、五十嵐と池田は今大会を通じてLA28オリンピックの出場権(条件付)を獲得。サーフィン競技におけるLA28への道は、田原から始まることとなった。
今大会で獲得したメダルは以下の通り。
【男子】
金:五十嵐カノア(JPN)
銀:I Made Pajar Ariyana(INA)
銅:Jayuard Alciso(PHI)

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【女子】
金:池田美来(JPN)
銀:Siqi Yang(CHN)
銅:野中美波(JPN)

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アジア競技大会という新たな舞台で歴史的な一歩を刻んだサーフィン。2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた戦いは、ここ田原から本格的に始まった。
※条件付 アジア競技大会で日本代表選手が優勝した場合でも、ISAの規定により、五輪出場枠の付与には以下の優先順位が定められています。
1.WSLチャンピオンシップツアー(CT)対象期間:2027年8月15日 〜 2028年6月15日に行われるWSL CTのランキング(1か国1名まで)
2.2028 ISA ワールドサーフィンゲームズ(WSG)(1か国1名まで)
3.大陸別出場枠(アジア競技大会など)(1か国1名まで)
アジア競技大会で出場枠を獲得した場合でも、その後に上位の優先順位(1または2)で同国の別選手が資格を獲得し、1か国の上限枠(男女各2名)に達した場合には、アジア競技大会で獲得した枠が使用できなくなる可能性がある。













