大原洋人と前田マヒナが優勝しWSGへの最後の切符を掴んだ!第2回ジャパンオープンオブサーフィン結果 

優勝した大原洋人、前田マヒナの2人©JAPAN OPEN OF SURFING

五輪サーフィン競技会場の千葉県一宮町・釣ヶ崎海岸(通称:志田下)にて開催されていた「第2回ジャパンオープンオブサーフィン」が全スケジュールを消化、大原洋人と前田マヒナが見事優勝を果たした。この大会は東京五輪へとつながる最後の日本代表枠を争う重要な試合だった。その大会は来年5月にエルサルバドルで開催される五輪最終選考会「ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」。そこへ出場する「波乗りジャパン」男女3名づつ6選手のうち最後のひと枠づつを争う試合となったのが今大会だ。そのため注目度もプレッシャーも桁違いの一戦となった。

男子は昨年の宮崎で行われたISA WSGと同じメンバー、五十嵐カノア、昨年アジア最高位の4位に入った村上舜が大原洋人とともに、女子は昨年アジア最高位の松田詩野をはじめWSL CT入りを果たした都筑有夢路が前田マヒナとともに参加するが確定した。

第2回ジャパンオープンオブサーフィン リザルト

優勝した大原洋人はファイナルにピークを持ってこれるあたりはさすがの一言。コロナ禍のなかトレーニングをしっかりとしさらに覚醒したように感じる。今後に期待だ。©JAPAN OPEN OF SURFING

メンズ
1位 大原洋人 13.30(4.97+8.33)
2位 稲葉玲王 10.77(3.60+7.17)
3位 西 優司    10.43(4.33+6.10)
4位 松原渚生 6.77  (3.30+3.37)

ハワイから日本へと帰国しこの試合に挑んだ前田マヒナ。抜群の勝負強さを発揮しスランプを抜け出した印象だ。こちらも今後の活躍が楽しみです。©JAPAN OPEN OF SURFING


ウィメンズ

1位 前田マヒナ 9.47(5.67+3.80)
2位 野中美波  8.00(3.67+4.33)
3位 川合美乃里   7.84(4.27+3.57)
4位 松田詩野      6.60(3.50+3.10)(大会前に既にWSG出場権を獲得)

ISAワールドサーフィンゲームス(エルサルバドル)出場選手
メンズ
五十嵐カノア(五輪内定 WSL 19年CTランキングからの選出)
村上舜(条件付き五輪内定)
大原洋人

ウィメンズ
都筑有夢路
松田詩野(条件付き五輪内定)
前田マヒナ

©JAPAN OPEN OF SURFING

ISA(インターナショナル・サーフィン・アソシエーション)WSG 2021はエルサルバドルで行われる予定。
ワールドサーフィンゲームスは世界最大規模のサーフィンの祭典であり、東京オリンピックの最後のスロットル(男子5名、女子7名)を決める戦いとなる。各国ともにベストサーファーが国を代表して五輪の前哨戦とも言える試合に挑むことになるだろう。
※各国の五輪代表は最大2名。優先されるのは19年WSL CTランキング、そして2021年に予定されているサーフィンゲームス、最後に2019年のワールドサーフィンゲームスの結果だ。
21年ワールドサーフィンゲームスで男子は5位以上、女子は7位以内に入れば五輪の切符を手にできる。暫定的に五輪代表に内定している村上舜は5位以内に村上本人と五十嵐カノア以外の日本人が入ると、松田詩野にとっては7位以内に松田以外の日本人女子が2名入るとそのスロットルを失う。そのため、五輪出場を確実にするために全力で挑むことになる。
※確認中の事項も含まれます。予めご了承ください。

早くパンデミックが収まり、安心して試合ができるようになってほしい、そしてGo波乗りジャパン!五輪出場権&金メダルを目指して突き進め!