パワフルで直線的な動きになることが多いバックサイド。微調整が難しいためだが、それでは刻々と変化する波にたいして、どのように対応していけば良いのだろうか?
テクニック1
パワーゾーンに戻るカットバック
波が厚くなり失速しそうなときに、パワーのある掘れた場所へ戻るカットバック。戻る方向に対して背中を向けるフロントサイドでは、目線、腰とともに肩や腕でリードをするのだが、バックサイドでは胸を張ってリードする意識を持つのがコツ。波に正対するために、上体をダイナミックに使いながら方向転換できるのだ。
テクニック2
掘れた波で有効なグラブレール
フロントサイドと違って細かくサーフボードを動かしづらいバックサイドでは、掘れた波のとき、つま先側のレールをつかんでかかと側のレールを波に沈めるテクニック、グラブレールが効果的。このグラブレールのメリットは、手を補助することでライディングの安定感が増すこと、さらには手を使って微調整ができることだ。
テクニック3
速いセクションを走るアップス&ダウンズ
基本的には波の高低差を最大限に使ってライディングをしたいものの、速い波の場合は、素早く上下のターンを連続させて横へ走るアップス&ダウンズで切り抜ける。ボトムターン、トップターンの動作をスピードアップして、より前足荷重で踏み込むことと、かかとで押し出すように横方向へボトムターンを伸ばすことを意識しよう。
写真/高橋賢勇 取材・文/高橋 淳 ライダー/高梨直人
[サーフィンライフ2019年1月号掲載記事を再構成]
バックサイドのテクニック記事
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