掘れた波攻略法。ダンパーを恐れず、テイクオフするためには?? 小林直海プロのアドバイスを聞いた。

パワフルで押しが強く、水の量があって、“一気” にブレイクしていく。迷ったりビビったりすると、あっという間に置いていかれる。結果、降ったり、刺さっ たり。ホレた波はごまかしがきないのである。とはいえ「 休日に海へ行ったらホレていた!」なんていう時のために、ホレた波が難しい理由とテイクオ フのコツをプロサーファー小林直海に教えてもらった。


直海的に掘れた波が難しいと思う理由
すべての状況においてテンポが早いので、そのスピードに慣れていないと難しく感じると思います。厚くスローな波は張ってくるのを待つことが多いですが、ホレた波は自分からの早いアプローチが大切。対応の仕方そのものが変わるんです。

攻略方法
ホレた波では波の力を利用して2~3 回のパドリングで立ち上がるのが理想です。そのためには沖から入ってくるうねり に対してベストなポジションを取れるかどうかがカギになります。海に入る前には普段より意識して波をよく見るのが大切ですし、パドルアウトしてからも海のなかで移動を続ける(ベストポディションを探す)ことが必要になります。

 

 

 

波の状況に応じて柔軟なテイクオフはもとより、波を観察し速いブレイクに合わせていくことが重要となる。自宅でもフィンを外したサーフボード(下にタオルなどをひき壊れない様にして)の上で素早しスタンドアップの練習をするのもいいだろう。その際に目線が下がっていないことと頭がブレないこと、低い姿勢がポイント。進行方向を見よう。これを繰り返すと海へ出た際にはっきりと違いを体感できるだろう。