自分よりセンスのいいサーファー #1 眞木勇人

サーファーが纏う存在感は独特だ。水の中で磨かれた感性は特殊なセンスとなって放たれる。上手いから格好良いわけではないことも興味深い。果たして、そのセンスの理由とは? リレー形式で繋ぐサーファー像から探る。


眞木勇人 プロサーファー

眞木勇人

まきはやと●1979年、東京都生まれ。プロサーファー、スピアフィッシャーマン、パプアニューギニア親善大使、パタゴニアアンバサダーなど多彩な顔を持つ。季節や自然の状況に合わせ、海や雪山などあらゆるフィールドを楽しむ。

Q1. サーファーの格好良さとは何かを教えてください。

A1. サーファーというよりも、海全体を楽しめるウォーターマンが格好いいなと思います。サーフィンはその中の一部です。

Q2 . サーフィンをする上で心掛けていることは?

A2. 海を広い視野で見ること。波があればサーフィンをしますが、なければSUPやスピアフィッシングをするなど、常に海と接するようにしています。

Q3 . あなたよりセンスの良いサーファーを教えてください。

A3. 阿出川潤さん。サーフィンだけではなくて、カイトサーフィンやウインドサーフィンなど、さまざまな海の遊びを楽しんでいて、僕の視野を広げてくれた人物です。彼とは小学校からの知り合いですが、僕がモトクロスに夢中だった頃から、すでにウインドサーフィンに親しんでいました。何に乗っても上手いし、上手に乗る方法を感覚で知っている人です。

 

次回は、元プロウィンドサーファーでカイトサーフィンのパイオニアである阿出川潤さんのサーファー像をご紹介します。

写真/朴玉順、高橋賢勇、ピート・リオン、DELTA FORCE SURF 取材・文/菅 明美