絶賛発売中のサーフィンライフ11月号にはシティウェイブ東京や神戸レイーズの実力を見応えバッチリで掲載している。日本でもようやく注目を浴びてきた人口サーフィンだが、1980年代後半から’90年代にかけて、サーフラグーンの分野では日本が世界の先駆けだった。その歴史を振り返ってみよう。
メイドインジャパンの実力サーフラグーン王国復活!?
現在、世界中でブームを呼んでいるサーフラグーンだが、最初にできたのは日本だった。1967年に開園したサマーランドに、その名も「サーフィングプール」という人工波施設が建設されたのだ。それまでにも波が出るプールは存在したが、サーフィンができるラグーンは世界初だった。波はヒザ程度で今と比べるまでもないが、まぎれもない元祖といえよう。
日本サーフラグーンの歴史
時代が下って、1980年代後半、日本経済はバブル景気に突入。豊富な資金力を背景に世の中の目はリゾート開発に向けられ、本格的なサーフラグーンが次々と誕生していく。
1988年
スポーツワールド伊豆長岡(静岡県)
「世界最大のサーフラグーン」がうたい文句。
1990年
東武スーパープール(埼玉県)
東武動物公園内「首都圏初のラグーン」。
©Takahiro Tsuchiya
1992年
ワイルドブルーヨコハマ(神奈川県)
屋内プールリゾート。ボディボーダーからも人気を集める
1993年
フェニックス・シーガイア・リゾート「オーシャンドーム」(宮崎県)
全天候型プール、総工費は約420億円。オーシャンドームは「世界最大の室内ウォーターパーク」としてギネスブックにも登録され、地元宮崎を挙げての大事業だった。
現在の動向は?
このように日本のサーフラグーン開発は、世界の最先端を走っていた。だが、悲しいかな今ではバブルの名の通り消えてしまった。かろうじて東武スーパープールは、今も人気だが、残念ながらサーフィンをすることはできない。
だがご存知の通り、2016年に「神戸レイーズ」がオープン。当初は代表者曰く「資金不足により造波装置の持つポテンシャルの20〜30%しか発揮できなかった」が、すべてを刷新して「限りなく本物に近い波」として関西サーファーを中心に人気を集めている。(2018年は9月末で休業。リニューアルに向けて改良を進めるとのこと)また、今夏スポル大井町に「シティウェイブ東京」がオープン。平日都心で働く我々週末サーファーには魅力的な施設とあって話題を集めている。さらに新たな施設開発は進められているのかとの噂もちらほら。真偽のほどは定かではないが、火のないところに煙は立たない!今後の動向はチェックしておきたいところだ。
神戸レイーズ
シティウェイブ東京
サーフィンライフ11月号では「シティウェイブ東京」と「神戸レイーズ」を100%楽しむためのコツや、海で役立つポイント等を豊富な写真と共に紹介している。今すぐチェック!!

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