東京2020で初めて実施されたサーフィン競技。2024年のパリ五輪でも引き続き採用されておりタヒチのヘビーウェイブ“チョープー”で行われることが決定している。そんななか2028年のロサンゼルス五輪でサーフィン競技が正式競技として採用された。東京とフランスでは追加競技となっていたので、正式競技として採用されたことは感慨深いものがある。
五輪サーフィン競技を管轄する国際サーフィン連盟(ISA)のフェルナンド・アギーレは「27年前の会長に就任した当初から、サーフィンがオリンピックに長期的に参加する価値を示すことが私の夢であり、希望でした。今日はその夢が現実になった本当に素晴らしい日です。すべてのサーファーとファン(サーフィンの)に感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。さらに「私たちはオリンピックの新しい未来の一部となることに興奮しています。私たちは共により強くなります。私たちは一緒にオリンピズムの新時代をもたらしています。私たちは共にサーフィンとスポーツを通してより良い世界を作っていきます。」と決意を述べた。
今回の正式競技決定で、2028年アメリカ・ロサンゼルスだけでなく2032年のオーストラリア・ブリスベンでも競技が実施されるはずだ。将来的なサーフィン人口の増加、ウェイブプールの整備など直接的なことだけでなく、ビーチ保護、そして海の環境問題の改善など五輪が競技になることにより海のない地域の人々も含め、全てがポジティブな方に進むことを期待したい。