キング ケリー・スレーターが50歳を目前にCT初戦「Billabong Pro Pipeline」で優勝を飾る!

パイプ、バックドアともにエクセレントな波を見つけ出し完璧に乗りこなしたケリー。50歳目前とは思えないサーフィンをみせるだけでなく波選びも錆びついてない。千里眼的なモノを身につけているのだろうか??Photo by Brent Bielmann/World Surf League

ジョン・ジョンを下すなど、大活躍したセス・モニーツ。姉のケリアなど家族も大きな声援を送った Photo by Tony Heff/World Surf League

日本時間の早朝から行われたメンズ「Billabong Pro Pipeline」11×ワールドチャンピオンで、CT通算55勝を果たしているキング、ケリー・スレーターが主役に躍り出る。まず、クオーターファイナルで我らが五十嵐カノアを、セミファイナルではミゲル・プポを寄せ付けずファイナルへと進出。ファイナルではジョン・ジョンをクオーターで下しハワイアンの声援を一身に受けCT初優勝を狙うセス・モニーツを圧倒、CTで行われたパイプラインで通算8度目の優勝という快挙を成し遂げた。

Photo by Tony Heff/World Surf League

数々の勝利、栄冠に輝いてきたケリーですら「これは私の人生で最高の勝利です」と言わしめる1勝。サーフィンにおいてケリーがG.O.A.T(Greatest Of All Time =史上最高の)なのは間違い無いのだが、50歳を目前にしてまだまだ彼は過去形の人ではなかったということだ。今後このレベルの選手が現れるのに何年かかるのだろうか…

2016年以来の1勝を挙げて久々に担がれるケリー Photo by Tony Heff/World Surf League

サイズが大きいなか2試合(ファイナルまで含めると3試合)を戦ったため、疲労がたまりタフなファイナルとなった今試合。体力面でも相当ハードだったはずだ。ケリーはこれでCT通算56勝にまで伸ばし、今後も優勝することはあるのか??今はケリーのサーフィンを目に焼き付けておきたい。

Photo by Brent Bielmann/World Surf League

Photo by Tony Heff/World Surf League

 

Photo by Brent Bielmann/World Surf League


Billabong Pro Pipeline Men’s Final Results: 

1 – Kelly Slater (USA) 18.77
2 – Seth Moniz (HAW) 12.53

Billabong Pro Pipeline Men’s Semifinal Results: 
HEAT 1: Kelly Slater (USA) 9.76 def. Miguel Pupo (BRA) 8.58
HEAT 2: Seth Moniz (HAW) 13.50 def. Caio Ibelli (BRA) 6.33

Billabong Pro Pipeline Men’s Quarterfinal Results:
HEAT 1: Kelly Slater (USA) 14.17 def. Kanoa Igarashi (JPN) 7.50
HEAT 2: Miguel Pupo (BRA) 8.10 def. Lucca Mesinas (PER) 6.00
HEAT 3: Seth Moniz (HAW) 17.93 def. John John Florence (HAW) 16.67
HEAT 4: Caio Ibelli (BRA) 11.67 def. Samuel Pupo (BRA) 1.73

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