久々のサーフアクション以外の表紙は「THE SURFERS」。押しも押されもせぬ、当時のトップサーファーであったケリー・スレーター、ロブ・マチャド、そしてプロサーファーでありながら、MTVのビデオジョッキーとして人気だった”PK”ことピーターキングが組んだ音楽ユニット!つまり、サーファーでありながら、ミュージシャンの表紙なのです。
この THE SURFERSがエピックレコードとメジャー契約し、全世界の先駆け日本で先行デビューしたのが1998年6月。デビューから遡ること5年前、もともとミュージシャンとしての顔を持っていたピーター・キングがケリーの家に遊びに行き、アコースティックのジャムセッションになりました。そして、そこにたまたま居合わせたのが、エピックレコード関係者。その音を聞き、今でいう、”何?このバイブスいいじゃん”となり契約となったワケです。バンド名はどストレートな”SURFERS”。よくこの名前使えたな、なんて後日談で語ってます。
そうそう、ジャッケトはサーフィン創世記のハワイを感じさせるこのイラストでしたね〜。このSURFERSが、日本で開催されるWCTに合わせプロモーション来日、サーフィンライフ用オリジナルショットを撮影し、晴れて表紙ゲットと相成ったのです。ご存知タモさんの「笑っていいとも!」のエンディングに出演したのを覚えてる人います? 告知ですね。”明日も見てくれるかな?”、”いいとも〜!”ってこの3人もやっていたような、いなかったような 笑
ケリー、ロブの現在に至るまでの活躍はみなさんご存知の通り。ピーター・キングはその後、マルチプルな才能を生かし、フォトグラファー/ビデオグラファーに転身しています。現在、WSLのムービーシリーズ「ツアーノート」のディレクション、製作しているのがこのPKなんですよ。
物持ちのいいサーファーの方はCDでお持ちだと思いますが、私、無くしました…。先日ワタレコに行き探してましたが、もちろんありません。多分、廃盤でしょう。ITunesにも無かったので諦めかけたんですが、何とSpotifyにあるじゃないすか!初めての方も久々の方もお楽しみ下さいませ。デビュー曲は「NEVER」です。”The new year brings a change〜♫”