サーフィンライフ アーカイブ Vol.48 2007年8月号:豪華日本企画×2

2007年8月号のカバーショットはハワイ・マウイ島が産んだフリーサファーのクレイ・マルゾ。ローティーンの頃からQUIKSILVERよりスポンサーを受けるなどして注目されきたクレイ。その先鋭的過ぎるマニューバーは、ケリー・スレーターやアンディ・アイアンズをして”天才”と言わしめた程。他のライダー同様にWCTを目指しますが、ある理由によりクオリファイは叶いませんでした。そのある理由とは”アスペルガー症候群”、または高機能性自閉症とも呼ばれる発達障害の一つ。言語においては、コミュニケーションは十分取れるものの、社会性や相手の気持ちを組むことができません。しかし、一方、ある特定の物事に対しては強い興味や驚く程の集中力、こだわりを持ちます。クレイの場合はそれがサーフィンだったのです。
このリップというかエアーというかのバーティカルアプローチはクレイの天才ぶりが成せる技。そんなクレイのシグネチャームービーが”JUST ADD WATER”。クレイ本人が思い悩む様や周りでサポートする人々、また関係の深いサーファー達の証言とともに綴られ言います。タイトル通り、クレイが本来の姿になれ、才能を発揮できるのが水を加えるだけ、つまり海の中なのです。当時のトレーラーを見つけてきました。それまでのサーフドキュメントムービーとは一線を画す、感動的な内容です。

来日したサーファーによる日本企画×2。1本目はティム・カラン in 沖縄&伊豆トリップ。実はプロサーファーとしての来日ではなく、ミュージシャンとしてに来日だったんです。その間に半ば無理やりサーフィン企画をブチ込みました 笑 これは伊豆大浜。

2本目はロブ・マチャドによるサーフボード乗り比べ。撮影場所はマルキだったかな、、、。右のボードは、この頃に流行ったミニボードの先駆的存在の”BISCUIT”。マチャドのオーダーしたボードの長さが間違って仕上がってきたという誕生のエピソードが面白い。短い分。取り回しが良いのは当たり前なんですが、とてもルース、でも厚みも幅もあるからテイクオフも早いしグングン進む小波特化のFUNなボードです。現行モデルはボンザーフィンをONしてます。ロングセラーモデルですね。
インタビューはMicro of Def TECH。幼少より親交の深い大野ノリ&マーへの応援ソングを作ったのが音楽の道へのきっかけだったって知ってます?