VOLCOMのサスティナブルなアイテム

昨今プラスチックゴミなどを始め、大きな話題となっている環境問題とサスティナブル。そんな環境問題とサスティナブルを考慮した衣料品が徐々に登場してきている。自然相手のスポーツを楽しむ我々サーファーと切っても切れない環境問題。その中でも水はサーファーにとって、人間にとって一番重要な部分を占めることのひとつだろう。衣料品をはじめ、工業製品など、多くの産業分野で水の大量消費や汚染などが環境へのインパクトがあるものとして大きな注目を集めている。
そんななか先日、ビジュアルアーティスト界のレジェンド、Mike Giantとのカプセルコレクションでも話題となったVolcom(ボルコム)でも積極的な取り組みが行なわれているのをご存知だろうか。

Volcomは、衣料品の製造に伴う環境への影響に対処することを約束し、過去12年間にわたり、Eco-Trueイニシアチブの一環として、責任ある製造業のためのソリューションを模索してきた。デニムはボルコムブランドの中の大きなカテゴリーの1つだ。したがって、よりサスティナブルな材料とプロセスを実行しながら焦点を合わせるべきカテゴリーであることを意味する。1本のデニムを製造するのに必要とされる水の使用量を評価した後、Volcomチームは水の使用効率を上げるために、ウォッシュ加工と仕上げ工程の段階で使用される水量を特定した。

Volcomのグローバル・デザインディレクターであるJJ Gonzales”と製造チームは、工場パートナーと共同で、酵素とオゾンのウォッシュ加工および仕上げ技術を採用。さらにVolcomチームは、これまで分かれていた水使用サイクルを1つのプロセスにまとめ、水とエネルギーを大幅に節約した。Levi’s社が開発したWater <Less™の技術に触発され、その「オープンソース:ウォーターイノベーション」ガイドを使用している。2019年の残りの間に、水の使用量を40%削減し、推計約400万リットルを節水できる見込みとのことだ。同時に、Volcomは他のブランドにもこれらのベストプラクティスを採用するよう奨励している。Volcomの“WATER AWARE”プログラムも「ストーンレス」だ。(従来のストーンウォッシュ加工を見直す取り組み)つまり、デニム製造におけるウォッシュ加工の段階で、軽石を使用しなくなる。この取り組みにより、水の使用量の削減、廃水の清浄化、軽石を採鉱するための重機の使用がなくなり、全体的なエネルギー消費量が削減される。またVolcomは、仕上げ技術としてレーザー加工を採用している。これもまた、環境への影響を減らすことへの積極的な貢献と言えるだろう。

Volcomのグローバル・デザインディレクターである“JJ Gonzales”は、次のように述べている。
「私たちのデニムの一部のウォッシュ/カラーでは、最大35リットルの節水を実現しています。“Medium Blue”“Blue Swift”カラーは、製造工程で大幅に節水することができたウォッシュの一例です。それは素晴らしいことであり、私たちはこの成功を基盤にして、さらに大きなインパクトを生み出していけることに興奮しています」

この“WATER AWARE”プログラムは、公正労働協会の認定や、オーガニックコットン、REPREVE®のヘンプ繊維、Econyl®のリサイクル繊維などのサスティナブル素材の導入に続く、倫理的およびサスティナビリティへの取り組みのネクストチャプターだ。Volcomはこれに献身的に取り組み、すでに“WATER AWARE”プログラムを採用した多くのウォッシュ/カラーを追加している。デニムの終身にわたるライフサイクルのさまざまな段階を通して、他の節水方法を模索し続けている。

詳細は下記より。
https://www.volcom.jp/blogs/campaigns/wateraware-jp

色々なアイテムが溢れている昨今、少しでも環境を意識したアイテムを選択するのも我々にできることではないだろうか。

ボルコムジャパン Volcom.jp