世界最高峰のチャンピオンシップツアーがハワイで開幕。男子は例年最終戦だったビラボン・パイプマスターズが開幕戦に。女子も例年は最終戦だったマウイ島のホノルアベイが緒戦の会場となった。まず、開幕した女子ツアーだが、ファイナルデイにシャークアタックが発生、ローカルサーファーの尊い命が奪われたため一時休止に…男子も開幕早々にスタッフが新型コロナウイルスに感染、どうなるのか先が見えない状況が続いていたが、男女ともに2020年12月20日にバンザイパイプラインにてファイナルでーを無事迎えることができた。
男子はセミファイナルでケリーを下し、勢いそのままにファイナルでもライバル、ガブリエル・メディーナを逆転で下した2×CTチャンピオン、ジョン・ジョン・フローレンスがパイプマスターズを初制覇。彼自身の夢と語っていたパイプマスターズの称号を得た。
女子はマウイから場所を移し初のパイプラインでの公式戦となり歴史的な1日となった。パイプで行われた男子の試合に参戦経験もあるカリッサが優勢だと思われていたが、本格的な復帰を果たしたタイラー・ライトが波運に恵まれなかったカリッサを下し復活を印象つけた。
我らが五十嵐カノアはクオーターファイナルで準優勝したガブリエル・メディーナに敗れ5位のリザルトを獲得。緒戦にしては幸先の良いスタートといえるのではないだろうか。コロナ禍のなかポルトガルでトレーニングに励んで進化を遂げたニューカノア。今後もカノアの動向から目を離せそうにない。
WSL CT Mens♯1 Billabong Pipe Masters
優勝ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
2位 ガブリエル・メディーナ(BRA)
3位 ケリー・スレーター(USA)
3位 イタロ・フェレイラ(BRA)
5位タイ 五十嵐カノア
WSL CT Womens♯1
優勝タイラー・ライト(AUS)
2位 カリッサ・ムーア(HAW)
3位 サリー・フィッツギボンズ(AUS)
3位 タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
次戦は同じくノースショア・サンセットが舞台の「サンセット・オープン」。日程は現地時間で2021年1月19〜28日のウェイティング期間で行われる予定。新型コロナウイルスの影響が気になるところだが、開幕から3試合のオープニングイベントはこのまま行われる可能性が高そうだ。
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