サーフィンライフ アーカイブ Vol.13〜1994年3月号

20日ぶりの”サーフィンライフ・アーカイブ”です、、、今回は1994年2月10日発売の表紙の中より印象的な一冊を。
雄叫びを上げでいるのは、1993年ASPワールドチャンプのデレク・ホー。ハワイといえば、サーフィン発祥の地であり、聖地ノースショアを有する当時も今のサーフィンにとっては特別な場所です。もちろん名サーファの名前をあげれば枚挙にいとまがありません。しかし、いわゆるプロサーフィンに関しては、ワールドツアーが始まってから約20年間のこの時まで、チャンピオンを輩出することはありませんでした。

ハワイアンとして最初にワールドチャンピオンを獲得したのがこのデレク・ホーだったのです。ISP-ASP-WSLと連なる世界最高峰のプロサーキットツアーで、このデレク以降、チャンピオンを獲得したのは、サニー・ガルシア、アンディ・アイアンズ、そしてジョンジョン・フローレンス、女子ではカリッサ・ムーアの4名だけになります。男子においてはもっと良さそうなものですが、これにはあるサーファーの影響が….答えは下に….

ハワイアンサーファーの中には、ワールドタイトルより「トリプル・クラウン」の方が名誉があり、ワールドタイトルに匹敵する、もしくはそれ以上と考えるサーファーが多いのも事実です。なので、こちらではハワイアンチャンピオンが圧倒的に多いのも面白い所です。

2018年シーズンはこの「トリプル・クラウン」の開催が危ぶまれましたが、ハワイアンにとっては特別な、そして歴史あるコンテストになりますので、今後も開催していってほしいものです。

【1994 ASP CHAMPION】
MEN : Kelly Slater (USA)
WOMEN : Lisa Andersen(USA)

【1994 JPSA CHAMPION】
MEN : 城 純 *2連覇
WOMEN : 上滝 恭子 *2連覇
LONGBOARD :抱井 保徳 *初

【1994年日本の主な出来事】
・日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋さんが宇宙へ
・大江健三郎氏がノーベル文学賞受賞
・松本サリン事件
・イチロー選手が史上初の年間200本安打達成
・ソニー プレイステーション発売
【1993年の主なヒット曲】
「Innocent World」(Mr.Children)、「ロマンスの神様」(広瀬香美)、
「恋しさと せつなさと 心強さと」(篠原涼子)、「Don’t Leave Me」(B’z)、「空と君のあいだに」(中島みゆき)