Happy Mother’s Day.コロナが収束したら親子サーフィンデビューはいかが??成功させるための7つのポイントをご紹介!

2020年はいつもと違う母の日。新型コロナウイルスの影響で、なかなかサーフィンが出来ない日々が続いている方も多い。
さて、収束したら子供と安全にサーフィンを楽しんでみるのはいかがだろうか??
今回、子供とのサーフィンの楽しみ方を教えてくれるのは??

福谷周子/ふくたにしゅうこ●1974年、神奈川県生まれ。高校時代からサーフィンを始め、2000年よりプロへ転向。女性向けのサーフィンスクール「ファンビー湘南」のインストラクターを務め、夏季限定でキッズを対象としたスクールも開催。8歳の愛息子と一緒にサーフィンライフを楽しんでいる。


プロサーファーであり、神奈川県・辻堂を拠点としたサーフィンスクール「ファンビー湘南」のインストラクターを務める福谷プロ。彼女自身が一児の母でもあり、息子とサーフィンを楽しんでいるという。最初の頃は、大きなサーフボードを持っていっても1回しか乗ってくれない、なんてこともあったというが、サーフィンを目的に海へ行くのではなく、海で一緒に遊ぶという考え方にシフトしてからサーフィンをさせたいというストレスがなくなり、楽しく海で過ごせる様になったとのこと。またサーフィンを始めるにあたって親子でスクールを受講するのもいいだろう。

最初の一歩、「楽しい!」という気持ちを大切にしよう
福谷プロが教える「ファンビー湘南」でのキッズ対象スクールでは、波が小さく、足がつく場所でレッスンを行う。ギアを持っていなくてもレン タルでき、またクルマがなくても駅まで送迎してくれる。手軽にサーフデ ビューできるサービスが嬉しく、「海は楽しい!」という気持ちで「波に乗れる楽しさ」を抱いてもらうことを大切にスクールを展開している。

最初の二歩、ウェットスーツは必ず着させよう
寒さ対策で着用するウェットスーツは怪我や日焼けのリスク を減らすこともできる。浮力がある点でも安 心 だ 。小さな子供は「ライフジャケット」や「アームヘルパー」を使用すればより安全。手・足にビニール袋を使用して着るとスムーズに着用できる。ウェットスーツと皮膚が擦れやすい部分には、ワセリンを塗っておくことで、摩擦による痛みを防ぐことができる。


最初の三歩、怖がっているときは海から上がろう

毎日変化する波のコンディションは子供たちにとって怖いことも多い。そのようなときは無理させず、海から上がることがおすすめ。一度でも恐怖心を持ってしまうと、そのまま辞めてしまうこともことも多い。海へ行ったときは「楽しい!」という気持を毎回持たせてあげるのが、結果的に長く続けられる秘訣なのだ。

最初の四歩、海では安全なエリアを見つけよう
プールと違い監視員がいない海。安全に楽しむためにポイント選びは重要。「子供が足のつく場所を必ず選ぶ」ことは何より大切だ。「潮が引いている遠浅の時間帯」を選べば、安全に遊ぶことができる。夏の海水浴場にあるサーフィン可能エリアは、狭いエリアにサーファーが多く集まるので、接触しないように注意しよう。

最初の五歩、波に乗る本数を決めて集中させよう
せっかく海に来たのに子供たちの集中力が続かないと、親としてはイラっとすることも多い。そんなときは数本でOKなので「乗る回数の目標」を立てよう。「砂遊び道具」を持参すれば、子供たちが飽きてしまったときにも便利だ。一緒にビーチコーミングをして、シーグラスを見つけながら環境問題に触れるのも子供たちにとって特別な時間になる。

最初の六歩、サーフボードは優しく押そう
最初は立つことより、波に乗る楽しさを体感するのが大切。波が崩れて泡だつスープになる付近で待機し、「まっすぐ優しく押す」ことが重要だ。最初は子供のサーフボードに一緒に乗ると安定しやすい。小さい子は、お父さんが押してお母さんが岸側でキャッチすると安心して楽しめる。押すときは 、子供のリーシュコードが自分の腕や時計に巻きつかないよう注意しよう。

最初の七歩、使用ギアの安全面に気を配ろう
最初に使うサーフボードは浮力のあるソフトボ ードで安全に波に乗る楽しさを覚えさせるのがポイント。長いソフトボードは大人も使いやすいのでおすすめ。ソフトボードを卒業すると、子供が使うためのショートボードを購入する人が多い。テールガードやノーズガード、柔らかいゴム製のフィンを使えば、周りや自分自身の怪我のリスクを減らすことができる。

 

 

 

 

 

この内容は2020年5月号のP38-39をサーフィンライフを再編集したものです。
写真/KENYU 取材、文/渡辺理恵