夜中に海外より嬉しいニュースが入ってきた。スペインで行われていたWSL QS10000 ABANCA Galicia Classic Surf Proで都筑 有夢路が優勝を果たした。このQS10000というビッグコンテストを日本人女子が制したのは史上初めての快挙。QSランキング(9月5日時点で)は8位と48ランクアップし日本人最高位となり、CTへのクオリファイ圏内にランキングを上げている。女子のQSは残り9戦が予定されているが内7戦はグレードの低いQS1500以下となっている。そのため来年のCTクオリファイを果たすためには、10月16日(-20日まで)から宮崎県日向市で行われるQS3000ホワイトバッファロー・プロと11月12日(-17日まで)からオーストラリア・シドニーで行われるQS6000Port Stephens Toyota Proでの好成績を収めることが条件となってくるだろう。
WSL QS Women’s ランキング2019
1位 Bronte Macaulay(AUS) 20,950
2位 Sage Ericsson(USA) 19,600
3位 Isabella Nichols(AUS) 19,580
4位 Tatiana Weston-Webb(BRA)18,400
5位 Caroline Marks(USA) 14,000
6位 Brisa Hennessy(CRI) 13,500
7位 Alyssa Spencer(USA) 13,280
8位 Amuro Tsuzuki(JPN) 12,950(10,000pt、1,000pt、700pt、650pt、600pt)
9位 Keely Andrew(AUS) 12,650
上記の通り都筑は8位、12,950pt(5戦合計)を獲得している。ロースコアの700pt,650pt,600ptを更新して、合計ポイントをいかに上げていけるかがCTクオリファイへの鍵となる。残りのハイグレードはQS6000のみのため、ホームの日本で行われるQS3000での結果がひとつキーポイントになりそうだ。ちなみにダブルクオリファイを果たす可能性のあるCTサーファーもおり、現時点の12,950ptは昨年のクオリファイ圏内のポイントだ。
日本人女子初のCTツアラーに向けて、Goアムロ!!
都筑 有夢路(ツヅキアムロ)●2001年 4月5日生まれ、神奈川県出身。今年のQS一宮千葉オープンで優勝し、一気にスターダムに駆け上がったアップカマー。ターンの太さと大きなラインが持ち味のサーフィンは、すでに世界レベルと大きな評判を呼んでいる。QS10000を日本女子史上初めて制覇し、2020年のCTそして代表入りも期待される18歳。
主な戦績
2019年 WSL QS1000 一宮千葉オープン 優勝
2019年 第1回ジャパンオープン・オブ・サーフィン 3位
2019年 WSL QS10000 ABANCA Galicia Classic Surf Pro 優勝
出典:WSL