熱戦が続くISAワールドサーフィンゲームス。日本代表男子も3人全員勝ち上がる

観客の声援が一番大きい日本のエース五十嵐カノア 平日の朝9時過ぎでこの人数の観客

宮崎・木崎浜で熱戦が繰り広げられているISAワールドサーフィンゲームス。宮崎はこの日も関東の真夏レベルの気温に。そんな灼熱のなか、今日も平日の朝から多くのギャラリーが詰めかけた。
気になる日本代表だが、五十嵐カノア、大原洋人、村上舜の3名は順調に※リパチャージ(敗者復活のラウンド)へと進むことなく順調に明日のラウンド3へとコマを進めた。他にもブラジル勢のフェリペ・トレド、ガブリエル・メディーナ、イタロ・フェレイラ、そしてキング、ケリー・スレーターなどもラウンド3へ勝ち上がった。
※ISAのダブル・エリミネーション方式では、ラウンド1からセミファイナルまで、勝ちあがれない場合はリパチャージ(敗者復活)へ進む。そこで勝ち続ければグランドファイナルへ進むことができる(メインラウンドを勝ち上がった2名、リパチャージを勝ち上がった2名)。つまりファイナル以外は全選手、一度は敗戦が許されるルールだ。ただ、リパチャージはストレートでメインラウンドを勝ち上がるのとは違い倍近くのヒートをこなさなければならず、かなりハード。コンディションを保つためにも早いラウンドでの敗戦は実力者にとっても致命的となりうる。

ISAワールドサーフィンゲームスでは4人ヒートで20分、マキシマムウェイブ25本などWSL CTと比べると時間も短く、人数も多い為かなり難しい試合運びとなる。そのうえ木崎浜はコンディションの変わりやすいビーチブレイクのため波運も左右されてしまう。そのためかジュリアン・ウィルソン、オーウェン・ライトなどのCT選手で強豪でオーストラリアチームの2人は今日で敗退が決まった。

現地入りしてから感じるのは日本代表の人気の高さと、キング・オブ・サーフィン、ケリー・スレーターの人気ぶりだ。特に日本代表選手をはじめ人気選手はヒート直後のインタビューが終わると可能な限りサインや写真撮影をしていた。

明日からもまだまだ熱いヒートが続き、日曜日にグランドファイナルが行われる予定だ。

https://isasurf.org/wsg/2019/en/

カノアがサインに応じると多くの人だかりが…インタビューゾーンからも見えないほどのギャラリーの数。

 

昨年に続き、ファイナルへの期待が高まる村上舜

サーフィンをされている方だけでなく、キッズやサーフィンをしない方まで多くのファンが日本代表選手のサインや写真を求め、それに真摯に応じる姿が印象的

大原洋人もキレたサーフィンで順調に勝ちあがった

大原洋人も大人気。ファンの行列が途切れず、ヒート直後にもかかわらず多くのファンにサインや写真撮影に応じていた

ケリー・スレーターの人気はココでも健在。10数年振りの日本の地での真剣勝負を一目見ようと多くのファンが駆け付けた