JPSAシーズンが終了。グランドチャンピオンは河谷佐助と須田那月に決定!ロングボードは井上鷹と吉川広夏が栄冠に輝く!

JPSAのショートボード、ロングボード(コンディション不良により順延で10月28日、29日で開催)ともに最終戦が行われ、グランドチャンピオンが決定した。ショートボードは全7戦、ロングボードは全5戦からそれぞれ上位ポイントの6戦、4戦の合計ポイントでグランドチャンピオンが争われた。
ショートボードは男子が大阪にグランドチャンピオンをもたらした河谷佐助、女子は種子島をホームスポットとする須田那月が獲得しそれぞれ初めての栄冠に輝いた。ルーキーオブザイヤーは男子が加藤翔平、女子は都築虹帆が獲得した。ここ数年は主要な選手が海外のQS参戦などで、国内のプロツアーは毎回優勝者が異なる戦国時代に突入した印象。男子はベテランから若手までが競い、女子は20歳未満の選手がひしめき全体的にレベルが上がっている
。来年は五輪イヤーだけに国内プロツアーのJPSAにも注目がさらに集まることが予想される。今から2020年シーズンが楽しみだ。

ロングボードは男子が井上鷹が4戦終了時で既にチャンピオンを獲得、女子は最終戦までもつれたなかノーズマスターピロタンこと吉川広夏が獲得した。

http://www.jpsa.com

@sasukekawataniインスタグラムより

JPSAショートボード年間順位
1位 河谷佐助 8570pt
今期は優勝はなかったが安定した力を発揮。最後までもつれたグラチャン争いを見事制し大阪にグランドチャンピオンをもたらす偉業を成し遂げた。
2位 佐藤 魁 8140pt
第3戦で優勝をするなど、最後までグランドチャンピオン争いを繰り広げた。変幻自在のサーフィンは多くの人を魅了した。
3位 西 修司 8080pt
第5戦で優勝を果たし、今シーズンのJPSAを引っ張った存在の1人だ。最終戦までカレントリーダーだっただけに、来期もチャンピオン候補と言える。
4位 仲村拓久未 6990pt
最終戦では久々の優勝を手にし、2015年のチャンピオンの意地を見せた。
5位 田中英義 6820pt
第2戦で優勝し、流した涙が印象的な2×チャンピオン。玄人好みのサーフィンは健在。

女子
1位 須田那月 9200pt
大きな怪我、手術を乗り越えメンタル、ボディバランスともにパワーアップした。第3戦の優勝の他にも全ての試合で1000pt以上を獲得し抜群の安定感を誇り初の栄冠に輝いた。
2位 都築虹帆 9180pt
彗星の如く現れルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得し、ランキングも僅差で2位となるなど期待の若手。来年以降も台風の目になること間違いなしだ。
3位 宮坂麻衣子 8970pt
日本人離れした長い手足から繰り出されるアクションは見栄えも良い。緒戦を制したことにより勢いに乗ったが、極僅かな差でチャンピオンを逃した。来年に期待したい。
4位 庵原美穂 8400pt
ベテランらしい落ち着いた試合運びと、的確なサーフィンで安定した力を発揮。第5戦では優勝し、3×グランドチャンピオンの意地を見せた。
5位 渡辺 愛 8050pt
兄の寛とともに宮崎を引っ張る存在に成長したマナ。第4戦では初優勝を果たし、第5戦では準優勝と安定した力を発揮できるようになった。来期注目の1人だ。