WSL CT(チャンピオンシップツアー)がかえってくる!オーストラリアレッグの日程が発表に。

写真/WSL

WSL(ワールドサーフリーグ)は五十嵐カノアが参戦する世界最高峰のサーフィンツアーWSL CT(チャンピオンシップツアー)の新たなオーストラリアレッグの日程を発表した。コロナ禍のなか、州をまたぐ移動に制限がかかる可能性が高いため各州政府との話し合いが続いていたが歴史あるベルズビーチ、ゴールドコーストでの試合はキャンセルとなり新たなスポットが追加される形で決着し、チャンピオンシップツアーを再開できる明るいニュースが届けられた。

Australian Leg of 2021 WSL Championship Tour
2021年CT第2戦 Rip Curl Newcastle Cup pres. by Corona: 4月1日 – 11日
2021年CT第3戦 Rip Curl Narrabeen Classic pres. by Corona: 4月16日 – 26日
2021年CT第4戦 Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Corona: 5月2日-12日
2021年CT第5戦 Rip Curl Rottnest Search pres. by Corona: 5月16日 – 26日

WSL/TOM BENNETT

今回の4戦の開催地はニューキャッスル、ナラビーン、マーガレットリバー、ロットネスト島のビーチ。オーストラリアは波の宝庫なので、新たに追加されたスポットもスウェルが期待できるところばかりだ。ただ、新型コロナウイルスの影響で日程の変更やキャンセルの可能性も残されており、無事開催されることを祈るばかり…。今回の試合に向けオーストラリア以外の選手、関係者たちはロサンゼルスからのチャーター便で移動し、14日間ホテルでの検疫がおこなわれるとのこと。オーストラリア内にウイルスを持ち込むことや、大会でのクラスターが発生しないよう最大限の対策が取られることとなる。

パイプマスターズの後のコンテストは軒並みキャンセルとなっている現状、オーストラリアレッグが無事開催されWSLファイナルズ(最終ランキング5位以内の選手でワールドチャンピオンを争う頂上決戦)へとつながっていくことができのるかが注目される。開催されれば変則的な今シーズンを占う重要な4戦となるだろう。

日本人で唯一チャンピオンシップツアーにフル参戦している五十嵐カノア。緒戦のパイプでは5位と上々の滑り出しだった。この4戦が開催されれば、上位を常にキープしオーストラリアレッグ終了時のランキング5位以内のフィニッシュでファイナルズへの道を射程圏内のまま終えたいところ。Go Kanoa!
また、世界に最も近い女性選手の都筑有夢路がウィメンズツアーにスポット参戦があるのか!?ということも気になるところだ。こちらは続報が出たらお届けしたい。

 WSL