WSL CTの最終戦はパリ五輪の会場となる予定のタヒチ・チョープー(チョポ)で行われた。今回久々にウィメンズも同時開催されたが果敢に波を攻めていた姿は印象的でしたね。今試合では3日目にチョープーの片鱗を見せていたが、真価を発揮したチョープーの波ではトッププロでさえ大きな危険を伴う。メンズは以前からCTにチョープーが組み込まれていることもあり得意とする選手もいる。今回、惜しくも3位となったG.O.A.Tケリー・スレーターも代表になれば優勝候補筆頭といえる。他にもジョン・ジョン・フローレンスやガブリエル・メディーナ、ジャック・ロビンソンなども代表に選ばれればその強さを発揮するはずだ(メンズCTサーファーは究極のオールラウンダーでなければトップに行くのは難しい。もちろんエクストリームサイズはカイ・レニーなどが主戦場だが…)。
また、コンディションによってはローカルナレッジをフルに発揮させて今大会準優勝のカウリ・ヴァーストも代表にさえ選ばれればダークホースとなるだろう。ツアーを引退して久しいネーザン・ヘッジが現在の世界1位と2位を撃破できてしまう特殊なブレイク(ソリッドなバレル合戦)での戦いが今からどうなっていくのかが楽しみだ。
一方ウィメンズは真価を発揮したチョープーのようなブレイクではビッグウェイバーやロコ例えばCTの緒戦、パイプラインでの試合で優勝したモアナ・ジョーンズ・ウォンや今回、3位に入ったヴァヒネ・フィエロなどチューブにめっぽう強いサーファーの方がゴールドメダルの可能性が高まるのではないだろうか。
ご存じオリンピックはISAの管轄だ。どんな形での選手選考となるのか?ビーチブレイクや波の良いリーフブレイクのパーフェクトブレイクと違い、五輪会場つまりチョープーでの選手選考でなければ実力を発揮するのは難しいのではないだろうか?? ISAとNSAをフォローして選手選考などの情報も追いながら2024年のパリ五輪を楽しみに待ちたい。