2024年のパリへと繋がる大会「ISA2022ワールドサーフィンゲームス(WSG)」がカリフォルニア・ハンティントンビーチで開催され51ヵ国から246名のサーファーが参加した。今大会は2024年パリオリンピックの最初の選考大会で、男女別の優勝チームはそれぞれの国で1名のオリンピック出場権が与えられる。チームとしても戦うことが求められるのがワールドサーフィンゲームスの特徴だ。この重要な1戦に選出された波乗りジャパンのメンバーはハンティントンのローカルでもあるエース、五十嵐カノア、村上舜、上山キアヌ、都筑有夢路、前田マヒナ、松田詩野の男女合わせて6名。他の強豪国もCTサーファーやQSの上位サーファーを送り込みトップランカーが集結した。
そんななかWSGで2度シルバーメダルを獲得しているカノアが地元のハンティントンで他の選手を圧倒する。今大会、グランドファイナル(決勝戦)以外は、1度負けが許される敗者復活(リパチャージ)がある。メンズの場合メインラウンドはラウンド7まで勝ち上がると、グランドファイナルへと進める。一方のリパチャージはラウンド12を勝ち上がってようやくグランドファイナルまで駒を進めることができるのだが、カノアは全てのメインラウンドを1位で通過し、ファイナルでも和井田理央(インドネシア)、ジャクソン・ベイカー(オーストラリア)などを寄せ付けず、完全優勝を果たした。それと同時に、パリオリンピックの日本人男子枠を獲得することに成功した。
一方、ウィメンズはアメリカのキラ・ピンカートンが優勝。アメリカが女子の1枠を手にした。
Results
Open Men’s Division
ゴールドメダル 五十嵐カノア(日本)
シルバーメダル 和井田理央(インドネシア)
ブロンズメダル ジャクソン・ベイカー(オーストラリア)
カッパーメダル ギエルメ・フォンセカ(ポルトガル)
Open Women’s Division
ゴールドメダル キラ・ピンカートン(アメリカ)
シルバーメダル ポーリン・アドゥ(フランス)
ブロンズメダル サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)
カッパーメダル ダニエラ・ロサス(ペルー)
Overall Teams
ゴールドメダル アメリカ
シルバーメダル オーストラリア
ブロンズメダル ポルトガル
カッパーメダル フランス
Aloha Cup Final Results
ゴールドメダル フランス
シルバーメダル アメリカオーストラリア
ブロンズメダル アルゼンチン
カッパーメダル ポルトガル
NAMINORI JAPAN
五十嵐カノア優勝
村上舜 11位
上山キアヌ 25位
都筑有夢路 17位
松田詩野 29位
前田マヒナ 41位