エルサルバドルで行われている2023 Surf City El Salvador ISA World Surfing Gamesにて松田詩野選手がアジア最上位に入りパリ・オリンピックの出場枠を手に入れた。
前回、2019年のワールドサーフィンゲームスでアジア最上位となり、事実上の内定を得ていたにも関わらず、2021年にエルサルバドルで行われたワールドサーフィンゲームスで、他の選手が上位に入りオリンピック出場を逃すという悔しい思いをした。出場を果たすものだと思い2年間トレーニングを重ね、取材などを受けてサーフィン界を背負って過ごしてきたにも関わらずだ…
そこから立て直す強靭なメンタルと、厳しいトレーニングが身を結んだ結果だ。
松田選手、おめでとう!
(※来年の2024年ISA ワールドサーフィンゲームスに出場した時点で出場枠が確定する)
出場枠
男子24名、女子24名。
各国オリンピック委員会(NOC)ごとに、男女各2名のサーファーが上限。
(※2022年、2024年のWSGの優勝チームはもうひと枠出場権が与えられる)
国内連盟によって(日本であればNSA)代表チームに選ばれた全てのサーファーはオリンピック出場資格を得るために、2023年と2024年のWSGに参加する必要がある。
クオリファイの優先順位
1- 2023年WSL CTの上位選手、男子10名、女子8名
(1カ国上位2名で以下繰り下げられる)
2- 2023年WSGの大陸別に選出された男女各4名
アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの男女各最上位入賞サーファー
3- 2023年パンアメリカンゲームスの男女各1位の選手
4-2024年WSGの男子1位〜5位の選手、女子1位〜7位の選手
(既にCT枠や上記の枠で決まっている場合は繰り下げられる可能性が高い)
5-2024年WSGの男女別の優勝チーム
1国2名の枠に関係なく、それぞれの国(NOC)に1名ずつ出場権が与えられる。
6-2022年WSGの男女別の優勝チーム
1国2名の枠に関係なく、それぞれの国(NOC)に1名ずつ出場権が与えられる。
7-開催国枠
開催国であるフランスは、上記の階層ですでに埋まっている場合を除き、男女各1名の枠が保証される。
フランスの選手がクオリファイした場合、その枠は2024年WSGの参加資格のあるサーファーの中で最もランクの高い選手に割り当てられる。
8-ユニバーサリティ枠
今回初めて資格を有するNOCに男女各1名の出場枠が与えられる。これらの出場枠の資格基準については、チョープーの波 の性質が特別に考慮される。
このカテゴリーに適格なサーファーがいないと判断された場合、選手枠は2024年WSGから
最高ランクの適格なサーファーに再配分される。この枠の完全なプロセスと選考基準は、後日IOCによって通知される。