オリンピックの前哨戦として注目を集めた今大会。カットオフ後の最初の試合で、CTから陥落したケリー・スレーターもイベントワイルドカードで出場した。ラウンド1をケリーも日本の五十嵐カノアも突破、コナー・オレアリーはエリミネーションラウンドで敗退した。
大会2日目からはチョープーの本領を発揮。このコンディションでウィメンズの試合はファイナルまで行うことをWSL CTの運営サイドは決意しゴーを出した。
かなりのサイズがあり10ftクラスの掘れ上がったチューブに女子のトッププロも恐怖を感じていた。そんななかタティアナ・ウェストン・ウェブがウィメンズ初のパーフェクト10をセミファイナルでスコアするなど歴史的な日となった。そんななかファイナルはレギュラーフッターながら勝負強さを発揮したブリッサ・ヘネシーと、10ptをスコアしたタティーをセミファイナルで下したワイルドカードのヴァヒネ・フィエロ。ヴァヒネはタヒチのロコガールでここのスポットを知り尽くしており、コーチのジェレミー・フローレスとともに限界を押し上げ見事CTサーファーを相手に優勝を果たした。
一方の男子は前日よりややスローななかラウンドオブ16よりスタート。カノア残念ながらここで敗退。ケリーは素晴らしい波を掴みながらも僅差だったがクオーターファイナルで敗退した。試合は進行していき、セミファイナルでガブリエル・メディーナを下したジョン・ジョン・フローレンスとイタロ・フェレイラとの戦いに。圧倒的なパフォーマンスを見せていたジョン・ジョンだったが波数が減り思うようなライディングが見せられず先手必勝のイタロが最後追い詰められながらも嬉しい優勝を果たした。
Result
Men’s
優勝イタロ・フェレイラ(ブラジル)
2位ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)
3位ガブリエル・メディーナ(ブラジル)
3位ラムジ・ブロキアム(モロッコ)
Women’s
優勝ヴァヒネ・フィエロ(フランス)
2位ブリッサ・ヘネシー((コスタリカ)
3位キャロライン・マークス(アメリカ)
3位タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)
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