五輪サーフィン日本代表「稲葉玲王」の壮行会が行われた

メッセージを贈った田中英義プロをはじめ、牛越峰統プロ、吉岡智文プロ発起人の田中樹プロや田嶋鉄兵プロ、高梨直人プロをはじめ、川合美乃里プロ、脇田紗良プロなど多くのプロが会場に訪れた。

左からトコロサーフボードを取り扱うソエダサーフボードの添田智博氏、稲葉玲王、ソエダサーフボードの創設者添田博道氏、稲葉康宗氏、牛越峰統氏。Team SSJ

直さんの魂を引き継いでチョープーの危険な波に挑む

波乗りジャパンでパリ五輪代表の稲葉玲王。そんな彼の壮行会が地元千葉県一宮町で6月23日に開催された。
多くのファンやプロサーファー、スポンサー関係者が訪れるなか、フランス五輪に向け決意を語った。

パリ五輪のサーフィン会場はタヒチ・チョポ(チョープー)。世界的にも有名なレフトハンダーで、ソリッドで危険なチューブ波が特徴だ。そんな危険な波に挑む稲葉に皆んながエールをおくった。

チョープーの波について「やっぱり今でも怖いですし。今年も何回か行って、現地に行って慣れることによって、多分本番でもいい波に乗れると思います。 できるだけ練習の時を大事にしたいです。たくさん経験を積んだ方が良いので。波に乗れればやれる自信はあります」。

稲葉「本当にありがとうございます。今日、遠いところからもお忙しい中、 こんなたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます!ほんと、皆さんのすごい応援だったり、サポートしてくれてるスポンサー様のおかげでこういう大きなチャンスをやっと掴むことができたんで、これをしっかりものにして、 メダルを日本に持ち帰って、皆さんに結果で少しでも恩返しできるようにればなと思います。」と力強く語った。
また、「今回、ここにあるんですけど、直さん(故・小川直久さん)のヘルメット、タヒチに一緒に 持っていかせてもらえることになって。で、直さんが現役をずっと最後まで貫いていく姿勢だったり、世界に日本人がこう大会で出ていけるようにレールを引いてくれた1人だと思うんで。オリンピックにもやっぱり1番行きたかったと思うので、その意思を継いでっていうわけではないんですけど、 力をちょっともらえたらなと思って。
この件に関してはご家族もご理解があってのことなんで、本当に感謝しかないです」と涙に詰まりながら話した。会場には弟の小川幸男プロや直久さんの奥様も会場に来られていた。

サーフボードについても「そうですね。波に合わせて大体どれを使うっていうのは決まってます。全部で15本ぐらいは現地に置いてきてるんですけど、大体全部同じサイズのものが2,3本あります」とどれも調子良くて準備できているようだ。

家族のバックアップも大きな力になる。左は父でプロサーファーの稲葉康宗さん

「今日はほんとありがとうございました。皆さんに金メダルを見せれるように頑張るんで、応援をよろしくお願いします」と決意を新たに、壮行会はお開きとなった。

Go Reo!