CT今期最終戦、パイプ・マスターズがいよいよスタートした。


WSLのチャンピオンシップツアー(世界一のサーファーを決めるドリームツアー)通称CTは残すところ1戦のみ。
クライマックスに差し掛かってきた。
ノースショアのサンクチュアリ、パイプラインで開催される、CT第11戦「Billabong Pipe Masters(Banzai Pipeline, Oahu, Hawaii)」は絶対に見逃すことができない一戦。

日本人の脇田貴之プロが参加し注目を集めたパイプ・インビテーショナルが終了し、トライアルを勝ち抜いた強者はライアン・カリナンとベンジ・ブランドの2人。この2人が台風の目になる可能性もあるだろう。

そしてついに本戦がスタートした。ラウンド1(敗退者はいないラウンド)のヒートが全て終了し、明日以降にラウンド2が行われる予定。


注目は?


WSL CTのチャンピオン争い

チャンピオン争いはガブリエル・メディーナ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、フィリペ・トレド(BRA)の3名に絞られている状況。
まず圧倒的に有利なシチュエーションのガブリエル・メディーナと2位タイのジュリアンはともにラウンド3にストレートアップ。フィリペはラウンド2へまわった。

カノアの活躍に期待

五十嵐カノアのCT初優勝はあるのか??CTにクオリファイ指定以降、好成績を収めているパイプ・マスターズにてCTにてさらにランキングを上げて今期を終えて欲しいところだ。カノアはラウンド2へまわっており、キアヌ・アシンとの戦いに勝ちラウンドアップを狙う。

ONYA PARKO

歴史あるパイプ・マスターズで引退する元ワールド・チャンピオンのジョエル・パーキンソン。長年パーコの愛称で親しまれ、シームレスで優雅なサーフィンで我々を魅了してきた。トリプルクラウンの獲得と優勝という最高のフィナーレを飾ることができるのか? ラウンド1をパスし既にラウンド3へのストレートアップを決めている。
パーコのコンペティション最後のライディングを見逃すな!
パーコのことはこちらの記事でもチェックを。

ケリー・スレーターの復帰

2019年にてツアーの引退を表明しているケリー。泣いても笑ってもケリーのCTでの勇姿を見られるのも数えられるほどしか残されていない。CTにはサーフランチ・プロ以来の久々の復帰。ラウンド2へとまわったが、エクセレントレンジのポイントをスコアするなど、久々のパイプラインにもしっかりアジャストさせてくるあたりはさすがの一言。復帰、即優勝もあるかもしれない。

ぜひ、ライヴ中継をチェックしよう。(日本語での中継も予定されている)

Billabong Pipe Masters(ビラボン パイプ・マスターズ)
場所:Banzai Pipeline, Oahu, Hawaii

12月8日-20日(ウェイティング期間)
WSL

日本語サイト

大会オフィシャルページ

1位 ガブリエル・メディーナ(BRA)56190pt
2位 ジュリアン・ウィルソン(AUS)51450pt
2位 フィリペ・トレド(BRA)   51450pt

8位 五十嵐カノア(JPN)     29274pt


画像/WSLホームページより WSL