表紙はティミー・カラン。ウォール波をスピード感溢れたフルレールカーヴィングで疾走するショットが気持ちイイ一枚。乗ってるボードはスラスターですが、サイドフィン2枚がほぼ抜け。しっかりしたレールワークとスピードがなければこうなりません。このティミー、元CTサーファーでありますが、サーフィン界にその名を轟かすきっかけとなったのが、サーフムービーに巨匠テイラー・スティールによる作品「FOCUS」だったのです。
という事でこの号はサーフムービー大特集。ケリー・スレーターやロブ・マチャド等を代表するいわゆる”ニュースクラー”の登場以降のサーフムービーの巨匠といえば、この人、テイラー・スティールに他なりません。初期の作品である「MOMENTUM 1」、「MOMENTUM 2」、「FOCUS」、当時はVHSが主流だったので、まさにテープが擦り切れる程見た方も多いのではないでしょうか。ボードは当時のスタンダードだったこともあり長いですが、収録されたアクションの数々は、今見返してみてもラディカル!これらの作品はモダンサーフィンの基本の”キ”です。。アメリカの有名企業をパロった「CAMPAIGN 1」、「「CAMPAIGN 2」も面白かったですね。私、この2作品のサウンドトラックを未だに聞いています。誰がテイラー作品のトリを勤めるのか?なんてのも話題になりましたね。
サーフムービーの必須科目24作品を紹介。ハリウッド作品の「BIG WEDNESDAY」や「THE ENDLESS SUMMER」、名作「FREE RIDE」や「STORM RIDERS」などサーフムービーといえどもジャンルの違う作品をラインナップしています。数えてみたら24作品中22作品見てました。皆さんも画面拡大でチェックしてください。
おまけ1 連載企画「サーフィンセレブのマイブーム」よりケリア・モニーツがペットの豚を紹介。まだまだ子供ですが、やっぱり当時からメッチャ可愛いですね。今年で27歳になります。
おまけ2) ASP(元WSL)ワールドチャンピオンシップツアー参戦の1年目に市場初のルーキーとしてワールドタイトルを獲得したステファニー・ギルモア。新女王として期待されたその才能は、期待を裏切ることなく計6回のワールドチャンピオンを獲得。今ももちろん現役ですが、歴史に残るサーファーの一人となりました。
Happy! Gilmore!!