フィンを変えればサーフボードは生まれ変わる!For Shortboardsトライフィン&クアッド編

フィンはサーフボードを良くも悪くもする最重要パーツ。 ショートボードとフィッシュにマッチするデザイン、そしてシングルフィン・ミッドレングスにおけるフィンについて基本的な知識のおさらいと、新たな流れを追っていこう。

デプス
フィンの高さ。おもにターンのホールド性能に影響を与える。低いほど抵抗が少なくなるためサーフボードがスライ ドしやすくなり、高さがあるほどホールド性能が高まる。

ベース
フィンの根元の幅。ターンのドライブ性能に大きく作用する。広いほどドライブ性能が高まり、安定感が出る。狭くなるほどドライブ性能が低くなり、ルースな乗り味になる。

スウィープ
フィンの曲がり具合。おもにターンの性質を左右する。スウィープが強いほど大きな弧を描くターンが可能になる。スウィープが弱いほど、弧が小さいクイックなターンができる。


パフォーマンス・ショートボードにオススメ
直感的に操作できる
超ハイパフォーマンスフィン

スイスの工学技術から生まれた最新鋭のテンプレート、 最先端のマテリアル、精巧なフォイルの相乗効果により自由自在なスピードコントロールが可能になる。

物理学に基づき導き出された、形の違うフィンのコンビネーションによって、驚くべき操作性を備えたH4フィン。センターフィンは曲線を描くアウトラインによって抵抗が軽減され、次にするべきアクションをサーファーが感知しやすい。そしてサイドフィンのしっかりとしたベース部分が多くのドライブを生み、曲がった先端が水中での反応を高める。ワールドチャンピオンに 3度輝いたミック・ファニングが監修した次世代のフィン。精巧なフォイルは水の抵抗を最小限に抑え、考え抜かれたシェイプとの相乗効果により、ミックのようにハイスピードなサーフィンを実現する。

精緻な高級腕時計を数多く生み出すスイスの高い技術が生み出した、フィンの歴史上最も精巧とも呼べる注目モデル。



フィッシュ・ボードにオススメ
変化を遂げたフィン形状が、フィッシュに新しさをもたらす

流体力学からアイデアを落とし込んだデザインが登場。これまでの常識を覆すフォルムを持ったクアッドフィンが、サーフボードに新たなフィーリングを吹き込む。

ダニエル・トムソンによる 未来形のフィンデザイン
急激に曲がった幅広の先端が、独特のグリップ感とコントロール性能を与え、狭いベースのおかげで必要なときにはルースにもなるというコンセプト。先端 部は信じられないほどのドライブを生み出すため、波のパワーが弱いときにもサーファーは簡単にスピードを生み出 せる。逆に波が強力な場合は大きなホー ルド感を持ち、長いドライブターンを引き出すことに役立つ。ユニークな形のこのフィンの性能を活かすコツは、サーフボードのやや前方に乗ること。そうすればしっかりとしたドライブ感を犠牲にすることなく、ルースさとバネのような伸びを体感できる。