ウェイブプールで開催される「Freshwater Pro Presented By OuterKnown」スタートは日本時間9月20日のAM0時!その前にルールをおさらい

宮崎・木崎浜で開催された「2019 ISA ワールド サーフィン ゲームス」の興奮と感動がいまだ覚めやみませんが、日本時間の9月20日(金)午前0時よりWSLチャンピオンシップツアーの中でもとりわけ大注目の1戦、CT #8「Freshwater Pro Presented By OuterKnown」がスタートします。ご存知のようにウェイブプールの「Surf Ranch」での開催となりますので、全世界を揺るがすようなよっぽどの事件や造波マシーンの故障でもない限り、きっちりスタートします。コンテストは2日間で終了するスケジュール。明日からの二日間は眠れない夜を覚悟しましょう。幸運なことに日本は3連休になりますので、少し睡眠時間が減っても大丈夫ですよね。それにしても何人かは5日前まで宮崎にいたんですよ、CTサーファーも楽じゃありません。まさにジェットセッター、心身ともにタフでなければやっていけませんね。それはさておき、コンテストのフォーマットがツアーの他の試合とはかなり違っていますので、今一度、きっちり予習しておきましょう。

昨年のメンズの覇者。ガブリエル・メディーナ Photo ©WSL / Kelly Cestari

Freshwater Pro メンズフォーマット

【ラウンド・オブ・36】
・ワイルドカードも含めた36名のサーファーが1ヒート6名×6組に振り分けられる
・ヒートの組み合わせは他のイベント同様のランクによるシードが適用される
・各ヒートでレフトとライトの波を2本づつライドできる
・レフト、ライト共に高い方のスコアが採用され、その2本の合計がトータルスコアになる
・トータルスコアはヒートごとに適用される
・各組の1位と2位の選手は次のラウンドに進出
・各組の1位と2位選手を除いたTOP12のスコアを持つ選手も次のラウンドに進出

【ボーナス・ラウンド】
・24名のサーファーがレフト、ライトそれぞれ1本乗る
・各組の1位と2位の選手はボーナスウェイブに乗る権利を得る
・各組の1位と2位の選手を除いたTOP12のスコアを持つ選手もボーナスウェイブの権利を得る
・ボーナスウェイブでのスコアが最終的に適用されるので、より高いスコアを狙う事が可能
・ボーナスラウンドでラウンド・オブ・36が終了。TOP8の選手がファイナルへ進出

【メンズ・ファイナル】
・8名の選手がファイナルではサーフ。それまでのスコアはここで一新される
・シード順(乗る順番)はラウンド・オブ・36のスコアが適用される
・ファイナリストはそれぞれ2本のレフトと2本のライトに乗る
・レフト、ライトともに高い方のポイントが適用されその合計がトータルスコアになる
・8名全員が乗り終えた時点で上位4位以下の選手はここで終了。全員が同5位となる
・TOP4に残った選手にはレフトとライト各1本づつのボーナスウェイブが与えられ、前の2本よりポイントが高ければ、トータルスコアを更新することができる。この結果、最もポイントが高い選手の優勝となる。

ウィメンズはカリッサ.ムーアが優勝 Photo ©WSL / Kelly Cestari

Freshwater Pro ウィメンズ フォーマット

選手の数が違うだけで、同フォーマットになりますが、一応。

【ラウンド・オブ・18】
・ワイルドカードも含めた18名のサーファーが1ヒート6名×3組に振り分ける
・ヒートの組み合わせは他にイベント同様のランクによるシードが適用される
・各ヒートでレフトとライトの波を2本づつライドできる
・ライト、レフト共に高い方のスコアが採用され、その2本の合計がトータルスコアになる
・トータルスコアはヒートごとに適用される
・各組の1位と2位の選手は次のラウンドに進出
・各組の1位と2位選手を除いたTOP6のスコアを持つ選手も次のラウンドに進出

【ボーナス・ラウンド】
・12名のサーファーにレフト、ライトそれぞれ1本乗る
・各組の1位と2位の選手はボーナスウェイブに乗る権利を得る
・各組の1位と2位の選手を除いたTOP6のスコアを持つ選手もボーナスウェイブの権利を得る
・ボーナスウェイブでのスコアが最終的に適用されるので、より高いスコアを狙う事が可能
・ボーナスラウンドでラウンド・オブ・18が終了。TOP4の選手がファイナルへ進出

【ウィメンズ・ファイナル】
・4名の選手がファイナルではサーフ。それまでのスコアはここで一新される
・シード順(乗る順番)はラウンド・オブ・18のスコアが適用される
・ファイナリストはそれぞれ2本のレフトと2本のライトに乗る
・レフト、ライトともに高い方のポイントが適用されその合計がトータルスコアになる
・4名全員が乗り終えた時点で上位2位以下の選手はここで終了。全員が同3位となる
・TOP2に残った選手にはレフトとライト各1本づつのボーナスウェイブが与えられ、前の2本よりポイントが高ければ、トータルスコアを更新することができる。この結果、最もポイントが高い選手の優勝となる。

五十嵐カノアは昨年3位。今年も期待! Photo ©WSL / Kelly Cestari

以上、非常に明瞭なフォーマット・ルールが適応されます。通常のフォーマットのように選手間でのプライオリティ(優先権)の駆け引き、また自然の海での波の見極めといった点がないので、まさにサーフィン競技といった様相。しかし、男女ともにラウンド・オブ・36(18)以降はライディング順(フィギュアスケートでいう滑走順)があり、ジャッジ、観客の全ての目がひとりのサーファーに注がれますので、いつもとは違うプレッシャーを感じるはずです。波もかなり長い時間乗れますので、いつもとは違う疲労感が残ると、昨年の同コンテストを経験した選手は言っていますしね。いずれにせよ、今年一番のサーフエンターテメントになることは間違いなし、眠い目こすってネットライブ観戦しましょう!サーフィン以外のイベントも昨年同様の規模で開催されるようです。次こそは現地で観戦したいな、ってやるのかな?

Freshwater Pro Presented By OuterKnownオフィシャルサイト
https://www.wslfreshwaterpro.com