サーフィンが初めて五輪競技となって迎えた母国での大会「東京2020」。新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、開催が危ぶまれた2021年。代表選考の場でこちらも延期されていたISA WSGが開催され、代表権を獲得する上でとても厳しい条件のなか見事五輪への切符を獲得した大原洋人選手。
迎えた東京五輪の本番。大会会場である釣ヶ崎海岸(通称、志田下)は洋人選手の地元一宮町、ホームスポットでもある。そんなプレッシャーがかかるなかで躍動し、見事5位入賞を果たしたことは記憶に新しい。
オリンピックが終わると直ぐにWSL CSの戦いがカリフォルニア・ハンティントンから始まり、ポルトガル、フランスと続き、現在は最終戦との合間の期間で日本に束の間の一時帰国を果たす。そんななか隔離期間を終え、姉であるボディボーダー大原沙莉選手の主宰するNPO法人Surf and Seaのビーチクリーン&アップサイクル フェスタVol.0に参加した際に、WSL CS最終戦への意気込みを語ってくれた。
WSL CSの最終戦に向けて
「多分決勝に行かなければいけないと思うので、シチュエーション的には世界戦の時(ISA WSGで村上舜より上の順位かつ、7位内に入らなければオリンピックに出られなかった)みたいに、オリンピック出るには決勝に行かなきゃいけないみたいな…同じようなシチュエーションだと思うので、それを楽しみながら頑張ってCT入り(クオリファイ)をしていきたい(決めてこようと)と思います。応援よろしくお願いします!」
近日中にハワイへ飛び立ち、現地で調整をして最終戦を迎える予定とのこと。現在7.250ptを獲得しており、33位につける大原選手。CTクオリファイは12以内(ダブルクオリファイが出た場合は繰り下がる)のため、ビッグリザルトが必要な状況だ。代表権を獲得したISA WSGの時の様に、追い込まれれば追い込まれるほど力を発揮する大原洋人…第一子誕生も近いなか、ぜひCT入りを決めてほしい。Go Hiroto!
CS(チャレンジャーシリーズ)
11月26日〜12月7日 Haleiwa Challenger(HAW ハレイワ)