訃報 ドジ井坂の愛称で親しまれていた井坂啓美氏が逝去

写真:引用ドジ井坂のダイナミックバランスサーフィン https://www.dbsurfing.com

ドジ井坂の愛称で親しまれていた井坂啓美氏が逝去。享年74歳だった。
マリン企画時代の月刊サーフィンライフではHOW TO SURFING SCHOOLで連載を持つなど、テクニック解説のパイオニアとして活躍されていたドジ井坂さん。全日本プロサーフィン選手権初代チャンピオンというレジェンドだからこそ語れるサーフィンストーリーやサーフィンだけでなくビーチクラブ全国ネットワークや海と風と砂浜と波で遊ぶための参考書「海遊びの学校」を執筆するなどサーフィンの枠にとどまらな活動的でパワフルな方だった。日本のサーフィンの発展に尽力したドジさんに哀悼の意を表します。

1948年神奈川県茅ケ崎市生まれ。浪人中サーフィンにはまり、大学を中退しカリフォルニアにてサーフボードクラフトをマスターし帰国。
<以下、https://www.dbsurfing.com/dojiisaka引用>1969年、全日本サーフィン選手権に優勝。日本初代表として向かったメキシコでの世界選手権がキャンセルされ、翌年のオーストラリア開催になったことを知らずに現地で気づく。USサーフィン誌に『ドジをした日本のチャンプ・・・』という記事で紹介され、アメリカ本土やハワイのサーファー仲間から 「Doji」の ニックネームで呼ばれるようになる。
1976年、全日本プロサーフィン選手権初代チャンピオン。1980年、プロサーフィン競技活動から引退後はサーフィンをはじめマリン・ビーチスポーツのDJ、海、海岸などの全体のプロデュースやプロモーション活動に行い1989年には「一年中いつでも気軽にビーチスポーツや浜辺を楽しむ海を作りたい」と提唱し(社)ビーチクラブ全国ネットワークを設立する。多数のテレビやラジオ、サーフィン関連著書多数、雑誌取材やイベント企画、、ボランティア活動を精力的に行う。30年以上に渡って数千人をサーフィン指導するなかで、サーフィンのさらなる研究、トレーニング用具やトレーニング理論を進化させ、21世紀の新しい理論としてダイナミックバランスサーフィンを確立する。サーフィンに始まって、何にでも興味を持ち、海から山までいろいろなところに顔を突っ込んで自分でやってみないと気が済まない超器用貧乏。A.S.P.(現WSL)理事を歴任するなど世界的にも活躍した。