2年振りのエルニーニョが発生。波への影響は??

エルニーニョ現象

気象庁は9日、エルニーニョ監視速報を発表。10月の観測によると、約2年ぶりにエルニーニョ現象が発生したとみられ、来年の春にかけて同現象が続く可能性が高い見通しとのこと。


太平洋側では冬のエルニーニョは暖冬で大雪が降ることもあると言われている。
暖冬=大雪がなかなか結びつかないのですが、エルニーニョの影響で冬型が弱まるといわれるため暖冬に。低気圧の接近が通常の西高東低の気圧配置よりも、本州南岸を発達しながら進む「南岸低気圧」通称『爆弾低気圧』が発生しやすくなるようで(上空の寒気の南下など条件が重なった場合は)大雪につながるようです。このあたりは要因が複雑に絡み合っているので、完全な答えは出ていないものの今冬、太平洋側では災害や大雪(大雨)に警戒しつつ南岸低気圧後のグッドスウェルを期待したい。

※エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。逆に、同じ海域で海面水温が、平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれる。


引用:気象庁(図/エルニーニョ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム)、国土交通省