サーフアイランド種子島を味わえる、島唯一のクラフトビール

昨年、種子島に唯一の醸造所がオープンした。ピンクの外壁が目をひく「ローカルブルワリー からはな」だ。店にはカラフルなラベルが貼られた数種類のビールが並んでいる。ここで醸造から販売まですべてを取り仕切るのがオーナ
ーの伊藤理人さんだ。「種子島や鹿児島産のものでフレーバーをつけています。最近は隣の人から庭のヤマモモをいただいて使ったり。甘酸っぱくてめちゃくちゃおいしくできましたよ!」

種子島のクラフトビール
右)茶葉を使った「もえぎ」。中)パッションフルーツを使った「パッションウィート」。左)タンカンを使った柑橘の香りが抜ける「あかだいだい」

種子島といえばいい波と温暖な気候が魅力のサーフアイランド。移住を夢見る人も多い。そして伊藤さんもそんな移住組のひとりだ。25歳の頃に種子島の記事を雑誌で読み、当時働いていた長野から車でひとっぱしり。「あわよくばそのまま住もうと思って(笑)」、荷物をめいっぱい積んできた。それから約15 年。地元で醸造所をオープンするほどに根をはった。「種子島に来たばかりのとき、海でローカルたちが声をかけてくれたんです。『おはよー』『波はどんな感じ?』って。それですごく印象的でした」

現在は島内の店や宿に商品を卸したり、委託されてオリジナルビールを作ったりと、種子島産ビールを一手に担う醸造家だ。「今後ウェブでも購入できるようにしていきますが、大きなことは考えていなくて。家族と種子島で楽しく生活できるくらいに造り続けていけたらなと思っています」


伊藤理人さん
1976年、埼玉県生まれ。2001年に種子島へ移
住。農家や漁師の手伝いのほか会社員などをして
生活していた。2017年に発泡酒製造免許を取得
して「ローカルブルワリーからはな」をオープンし、ビ
ールを醸造・販売している。現在は三女の父。
ローカルブルワリーからはな ☎ 0997-26-7461
www.facebook.com/tanegashimabrewery/