自分よりセンスのいいサーファー #3 高貫佑麻

リレー形式で繋ぐサーファー像を探る本特集。前回の阿出川潤さんからバトンを受け取った高貫佑麻さんをご紹介します。


高貫佑麻 フリーサーファー

高貫佑麻

たかぬきゆうま●1989 年、千葉県生まれ。毎年オアフ島のパイプラインに足を運ぶビッグウェイバーであり、多彩なボードを操るフリーサーファー。SUPレースへの参加やスキンダイビングなど、海での活動は幅広い。

Q1. サーファーの格好良さとは何かを教えてください。

A1. 父の影響で昔からハワイへ通っていたこともあり、ハワイアンのようにサーフィンだけではなく、釣りやカイトサーフィンやカヌーなど、“海に精通する人”が格好いいと思っています。

Q2 . サーフィンをする上で心掛けていることは?

A2. 海に敬意を払い、海を生活の一部として捉えること。

Q3 . あなたよりセンスの良いサーファーを教えてください。

A3.佐藤魁くん。彼とはスマトラ島で旅をしましたが、「それ乗らせて!」とロングボードにも興味を持っていたのが印象的でした。大会にフォーカスするショートボード界のコンペティターでありながら、すべてに広い視野を持って接する人。自然と調和しながらもパワフルに攻めるし、独自のサーフスタイルがあります。サーファーだけでなく、すべての人の価値観や世界を全身で吸収しようとするアンテナの広さも尊敬します。

次回は、プロサーファーで2020年のオリンピック強化選手にも選出された佐藤魁さんのサーファー像をご紹介します。

写真/朴玉順、高橋賢勇、ピート・リオン、DELTA FORCE SURF 取材・文/菅 明美