湘南オープンWSL QS1500 明日からはいよいよトップシードも登場!?

他の競技より一足早く熱戦の火ぶたが切られた湘南オープンWSL QS1500イベント。昨日のレイデイに続き本日も厳しいコンディションとなった。その中でR2のヒート8からヒート11まで4ヒートを消化。明日にはコンディションも少し上向く予報となっている。R3からはトップシードが登場するのでさらに白熱した戦いが繰り広げられるだろう。

観覧席もあり、一般の方も見やすい大会なので是非現地へと足を運んでほしい。会場はスケートパークの茅ヶ崎より、ちょうど地下道前(サイクリングロード)あたりに大会テントが並んでいる。

今日4ヒートを見て感じたのは、波を待つポディショニングと力ない波を最大限生かして演技する選手たちのスキル。我々、一般サーファーで言えば、テイクオフして終わりのコンディションで2アクション+α入れてくる。プロの大会なので、当たり前と言われてしまえばそれまでだが、湘南で行われる貴重な国際大会だけに普段この辺りのエリアをホームスポットにしているサーファーは勉強になると思う。

他には田中大貴プロにコーチングする河村海沙プロのやり取りを間近で見ていて、ポディショニングや使用ボードの確認などをしていたのが印象的だった。結局R3は本日行われず、田中大貴プロの登場は明日以降に持ち越されたがヒートが始まる何時間も前から状況をチェックしつつ試合会場の潮周り、風を事細かに観察している海沙プロ。彼曰く「コーチングも結果が大事なので、出来る限りの準備は当然しています。ここは自分のホームでもあるので波はわかっています。それを上手く選手に伝えつつヒートの戦略を練っていければと思います」とのこと。明日以降に登場し海沙がコーチングする前年王者、安室丈にも要注目だ。

トッププロに間近で会えるのもコンテストのイイところ。しっかりとキメきりラウンドアップした田中英義プロ。セットを待ちに待って1本決め、すかさずインサイドへ移動、そこでバックアップをスコアしR3へと駒を進めた。さすがの選波眼。後ろの波を見てもらえればいかに厳しいコンディションかわかっていただけるだろう。

駐車場が限られる湘南では自転車を借りて移動しているプロも多いのも他のコンテストと違う特徴。現地で観戦してみると新たな発見があるだろう。

詳しいヒート表などの情報は下記より。
http://www.worldsurfleague.jp/2019/shonan/index.php

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